銀座に〈エンポリオ アルマーニ/EMPORIO ARMANI〉の新たなフラッグシップが誕生した。3階建てのブティックを訪れた俳優の新田真剣佑にインタビュー。
〈エンポリオ アルマーニ〉の新旗艦店を新田真剣佑が訪問!
銀座に花咲くシックな空間で最新ルックを着用

銀座のみゆき通りに生まれた新旗艦店のデザインは、ジョルジオ・アルマーニとその建築チームが共同で手がけたもの。シンプルな造形美を宿す店舗には日本文化へのリスペクトも詰まっている。その感性が、国際的に活躍する俳優の新田真剣佑と共鳴したようだ。
——お店の印象はいかがですか。
とてもおしゃれですよね。でも、シックで落ち着きもある。入った瞬間、リラックスした気持ちになりました。そして、なんと言っても天井に咲く花に目を奪われます。大きなLEDにフラワーモチーフの映像が投影されていて、すごくきれいだなと。自分も花を飾るのが好きなので、自宅にもこんな設えがあったらな、と思います(笑)。

——今日のコーディネートでも、コサージュが目立っています。
ワンポイントになるものを足したいなと考えて、結果、内装とリンクしていますね。このジャケットはラペル部分だけでなく袖もダブルレイヤーになっているのが素敵。こういう遊びのあるデザインが大好きなんです。パンツも、前と後ろで違う生地を使っている。今は見えませんが、腰にもドローストリングがついていて。〈エンポリオ アルマーニ〉というとジャケットで作るフォーマルなスタイルのイメージがあるのですが、そのきりっとした感じはそのままに、プレイフルな部分がある。そのバランスにすごく惹かれます。
——着こなしで意識したことはありますか。
〈エンポリオ アルマーニ〉の良さをストレートに出したいと思いました。服の持つ魅力と自分の個性とを合わせて表現してみたくて。それで、ジャケットのインにあえて何も着ずに、素肌に合わせてみました。
——新店舗には、提灯にインスパイアされた什器があるなど、日本文化へのオマージュが感じられます。新田さんも、日米に拠点を置いて国際的な作品に出続けていて、異なる文化をつなげる存在ですよね。
海外で育ったからこそ、日本の素晴らしさに気づくことは多いかもしれません。初めて日本に来たときも、清潔さや人の丁寧さにすごく感動しました。
——注目している日本のカルチャーや伝統文化などはありますか。
最近、刀鍛冶の仕事が気になっているんですよ。鉄を叩いて刀を作っていく。かっこいいですよね。いつか挑戦してみたいなと、密かに憧れています。刀を「使う」役には今までわりと恵まれてきたんですが、今度は「作る」側になってみたい。自分で制作しても、真剣は撮影で振れませんが(苦笑)。
——2025年ももう半分が過ぎましたが、最後に、上半期を振り返っていかがですか。
この半年は比較的自由時間が多く、ゆっくり過ごせました。家族との時間を取ったり、習い事やトレーニングをしたり。これからまたドラマなどの撮影が始まるので、その準備期間だったとも言えるのですが。下半期の作品に活かし、たくさんの人に楽しんでもらえたらと思います。
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新田真剣佑
あらた・まっけんゆう>>アメリカ・ロサンゼルス出身。『るろうに剣心 最終章 The Final』(2020)、Netflixオリジナルドラマ『ONE PIECE』(2023)などに出演。7月13日(日)スタートのTBS系日曜劇場『19番目のカルテ』(毎週日曜21時)では初の医師役に挑戦する。
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Photo_Koh Text_Motoko KUROKI