代官山の新スポットに誕生した
中東の風が香る魅惑のカフェ&バー
「Neki」「songbook」と人気店を手がけてきた西恭平シェフが次に注目したのは、レバノンを中心としたエキゾチックな料理。
「夏に訪れたパリで、中東系のレストランを食べ歩いてインスパイアされたんです。日本ではまだあまり知名度は高くないけれど、野菜やハーブ、米や豆類もふんだんに使っているのでベジタリアンやグルテンフリーにも対応しやすい。今の気分にすごくハマるな!とメニューに取り入れてみました」と、西さん。
魚や鶏のロースト、野菜のマリネやグリルなど調理方法は比較的シンプル。けれどさりげなく添えられたタヒニ(胡麻をペースト状にしたソース)やザアタル(ハーブ系のミックススパイス)などの調味料が新鮮なアクセントとなり、絶妙な塩梅のハーブ使いが食欲と好奇心を刺激してなんともクセになる味わい。しかも、それらのメニューがブッフェスタイルで自由に選べるというのがうれしい。野菜の旨みだけで出汁をとったブイヨン・ド・レギュームで作るカボチャのスープなんて、チリやターメリックのスパイスの中にほんのり柑橘の酸味が広がって、おかわり必至!
「料理上手な女の子“メリー・ジェーン”が腕を振るう、パリにありそうなカフェ」というイメージにぴったりな一軒。中庭のグリーンを望みながら、最高のブランチを満喫できそう。