ニュースタイルの沖縄そば屋を展開する「EIBUN」の3号店がオープン。地元の気鋭のクリエイターとタッグを組み、ますますモダンに進化。沖縄の観光名所・壷屋やちむん通りの散策と合わせて、めんそーれ。
🍴FOOD
壷屋やちむん通りにスタイリッシュな沖縄そば店がオープン
「EIBUN Tsuboya」で、こだわりの麺とスープを堪能
モダンな蕎麦屋が増えてきているなかで、そばはそばでも、沖縄そばの進化系ニューショップが誕生!仕掛けたのは、すでに2店舗の沖縄そば店を経営している中村栄文さん。先人が作り上げてきた昔ながらの沖縄そばの在り方は守りつつ、スープを冷やしジュレダレにしたり、チーズを合わせたりとニュースタイルにも挑戦し、注目を集めてきた人物だ。
新店を含め自身が手がける3店舗では、「それぞれ異なる沖縄そば体験をしてもらいたい」という思いから、メニューも内装も趣向を変えているのだそう。
新店舗「EIBUN Tsuboya」で提供するメニューでは、国産小麦数種や全粒粉を加えたオリジナル生麺を使用。収穫出来た際には沖縄県産小麦も混ぜている。スープは沖縄そば出汁をベースにした「白」のほか、醤油を加えた珍しい「黒」も選択可。具の豚肉はいろいろな部位を使い、調理法を変えてトッピング。ナチュラルワインやクラフトビールなどドリンクとのペアリングも楽しめる。
沖縄そばではあまりないスタンディング形式であるのもユニーク。空間づくりは同県を拠点にするクリエイティブディレクターの村上純司さん、建築家・デザイナーの五十嵐敏恭さんが担った。壁やテーブルのソリッドな質感と暖かな照明が生み出す雰囲気は、心地よさと目の前の料理への没入感を与えてくれる。
9月にグランドオープンを予定していた「EIBUN Tsuboya」。しかし、究極の一皿が完成したのは11月だった。「舌に入った瞬間から最後のひとすくいのスープまでの味の変化や楽しさを追求していったら、もっとできるんじゃないか?沖縄そばの可能性をもっと引き出せるんじゃないか!?という自問自答が止まらなくなってしまいました。さらに磨きをかけたくなり、完全にオープンするまで時間がかかりました」と中村さん。
ようやく完成した納得の逸品。白も黒も、制覇しよう。
ℹ️
「EIBUN Tsuboya」
住所_沖縄県那覇市壷屋1-5-14 1F左
営業時間_11:00〜夕方
*終了時間はインスタグラムにてお知らせ。
定休日_水曜
Tel_080-3973-7079
Text_Ayako Tada