粉モノ最新形態!?
イタリアンクレープで気軽に一杯
根強い人気の代々木八幡エリアにまた一軒、注目のレストランが登場。もちもちのクレープ生地の上に、グリルした魚や肉、野菜がたっぷりのった「お食事クレープ」という新ジャンルを打ち出した「stelo」。ハーブやビーツ、イカ墨を生地に練り込んだ見た目もカラフルなクレープには、フランス生まれのガレットとは一味違うこだわりが。たとえば鮮やかな緑色の生地は、水を使わず小麦粉にペースト状のホウレンソウを練り混んだ自然由来の発色で、しっかりとした野菜の風味が楽しめる。具材は、カジキマグロで作る自家製ツナとナスをグリルしたのち、ニンニクとハーブに漬け込んでコンフィに。ツナがほろほろとほぐれ、もはや分厚いステーキ感覚で食べ応え十分。野菜とツナをもっちり軽やかな生地でくるんと巻いて口に運べば、ワインもすすんで一皿ペロリ。
「ご近所さんや一見さんがふらっと立ち寄れるようなお店にしたい」と、お客さんとの会話を楽しみながら料理をする久米原誠シェフの人柄も相まって、連日賑わいをみせている。ナチュラルワイン入門のきっかけになってほしいと、グラス ¥900からと頼みやすい価格帯なのもうれしく、ウイスキーやジン、オリジナルサワーなどの割りものも充実。店内の和やかな雰囲気に誘われて、気づけば毎日通ってしまいそう。