人と自然の恵がめぐりあう
これぞ令和の「日本の酒場」
3月22日、日本橋兜町K5に誕生した「MARUYAMA」。代々木上原を拠点に数々の話題店を手掛けてきた丸山智博シェフ率いる「シェルシュ」による新プロジェクトだ。多彩なソースとの組み合わせやアレンジを利かせたお造り。パセリピューレで作った天かすや香味野菜のオイルを合わせたオリジナリティあふれる冷奴など、日本の食材とフレンチの要素を掛け合わせた創作料理を提供する。
「15年間飲食業に携わってきて今後のことを考えた時に、日本の素晴らしい食材や美しい文化を次の世代につなげていく役割を担いたいなと思うようになりました。そして日本の食文化は水と共にあると感じ、僕たちなりに体験し編集し、新しいものを生み出していきたいと考えています」と、丸山シェフ。日本の豊かさの象徴である水をテーマに、新しい居酒屋文化の発信を目指す。シェフが初めて自身の名を冠した店名からも、その意気込みがうかがえる。
合わせる和酒は、日本酒のみならず食中酒としての蒸留酒にも着目。シェフ自ら足を運んだ鹿児島や宮崎の酒造を中心に厳選した焼酎がそろい、オリジナルの本格焼酎カクテルや前割りなどにも力を入れている。また、〆のおむすびも必食。日本の美味しいものが集結した、新解釈の居酒屋から目が離せない。