京都発の日本茶専門店「一保堂茶舗」が、2025年8月29日(金)、東京・青山に旗艦店をオープン。「青山で茶葉に出会う」をテーマに多種類の日本茶を取り揃えるほか、お茶の時間を彩る道具類も展開。オープン記念の抹茶やトーストセット、グラスなど、店舗限定のメニューやグッズは見逃せない。
「一保堂茶舗」が青山に喫茶室を備えた旗艦店をオープン
限定の抹茶やトーストセットとともに日本茶の魅力に触れる

近江商人の渡辺利兵衛が茶葉や陶器を扱う店として1717年に開いた「近江屋」は、幕末に「一保堂」と屋号を改め、日本茶と向き合ってきた。お茶の奥深さを時代の変化に合わせながら伝えてゆきたいと、このたび、青山に旗艦店をオープンすることに。「日本茶と食卓をシームレスにつなげる」を目標に、さまざまな提案を試みるスペースとなる。
その中心となるのが喫茶室。お茶と相性のいいお菓子や稲荷寿司などの軽食メニューを青山店限定で提供する。ジャム・菓子研究家の田中博子が手がけた季節の果物のジャムを添えたトーストにも日本茶がぴたりと合うことに、きっと驚くはず。喫茶室では参加型イベントも開催予定なので、SNSのこまめなチェックを欠かさずに。
茶の木が根を張り、養分を吸い上げて成長していく土の中をイメージしたという売り場スペースには、抹茶・玉露・煎茶・番茶を軸に多種の日本茶がスタンバイ。今から心待ちにしたいのが、2026年1月から販売が開始されるオープンを記念して作られた抹茶「SEIZAN」(発売までは喫茶メニューで提供される)。苦味を抑え、爽やかに整えられているが、それでいて旨みも感じられるので、濃茶でも薄茶でも楽しめるのが特徴。普段、抹茶は飲まない人にも親しみやすい味わいなので、贈り物にも最適だ。
自宅でのお茶の時間がより心地よくなるようにと、道具類も展開する。青山店のために作られたグラスセットは、「木村硝子店」と共同制作したもの。茶畑を思わせるグラフィックが施された涼やかなデザインなので、冷茶を淹れて楽しみたい。

どう淹れたらもっと美味しくなる?といった相談をしに寄るのも大歓迎とのこと。都会の中心地でありながら、とても静かで穏やかな新スポットなので、心を落ち着かせたい時に足をのばしてみるのもよさそうだ。
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Text_Ayako Tada








