昼は街の洋食店、夜は本格ワイン酒場
旧学校施設が新しい世田谷のハブに
7月24日にオープンした「洋食api」は、複合施設「HOME/WORK VILLAGE」の1階にある。ここは2004年に廃校となった旧池尻中学校の校舎を再生したニュースポット。22年までは「IID 世田谷ものづくり学校」としても活用され、時代に順応しながら街に開かれ続けている。お店が位置する112号室は、もともと校長室があった場所。廊下側から入るとカウンターと立ち飲みスペース、校庭側から入るとレトロなソファ席が広がる二面性が面白い。そんな空間と呼応するように、店も二つの顔を持つ。昼はナポリタンやフライを盛り合わせた洋食プレートなどファミリーで楽しめる街の洋食店。夜はスパニッシュとイタリアンに精通した阿部恭介シェフが腕を振るう彩り豊かなワインバルに一変。本格的なビストロ料理から出汁の旨みたっぷりのパエージャまで、お酒が進むメニューが目白押しだ。「10年以上世田谷エリアで飲食店を営んできた当社にとって、この場所での出店は“恩返し”の意味もあります。今後は地元野菜なども積極的に取り入れて地域との連携も図っていきたいです」と、サービスマネージャーの久保薗智さん。老若男女、全ての人たちのための学校で、美味しい食事とお酒が楽しめるなんて!昼夜問わず通学したくなる。







