🍴FOOD

蕎麦はもちろん、季節で変わるつまみが豊富で美味しい！「通しあげそば鶴」

和な京都を味わい尽くす vol.4

15 Dec 2025

京都の和食というと、懐石料理店や高級割烹が思い浮かぶが、それだけじゃない。おでん、汁もの、寿司、釜飯…と、京都らしさがリーズナブルに味わえる新旧の和食店をご紹介します。#和な京都を味わい尽くす

「おつまみをたくさん頼みたいから、数人で食事をする時に行きたくなる一軒です」（松原麻理）。葱の天ぷら ¥750、金閣寺近くの久保とうふ店に特注した油揚げ焼（¥600）などのそば前に合う日本酒も充実。

両親が昭和48（1973）年に創業した店を3兄妹で盛り立てている一乗寺にある蕎麦屋「そば鶴（そばつる）」。蕎麦打ちと酒を担当する長男の石田重人さん、だしと料理は次男の英雄さん、温かな人柄で店を切り盛りする妹の眞咲子さんの3人と料理を目当てに多くの人で賑わう。外はサクッと中はトロっと揚げた葱の天ぷらには創業より50年間継ぎ足した天丼のタレをかけて。先代が考案したとろとろ茄子のあんかけそばも人気の一品。京都の人情に触れる一軒だ。