BBとは、1960年代フランスのセックスシンボルだったブリジット・バルドーのこと。11月、60周年を記念して、4Kレストア版でジャン=リュック・ゴダール監督「軽蔑」が公開されたのです。
予告で「やっぱりかわいいなあ」と思い、見に行きました。
名画とはいえ、昔の作品だから見ている間は半分退屈、でも、映画館を出てからずっと不思議な余韻の中にいます。たっぷりお金がかかっていて、不機嫌な美女が絵になる世界でした。
今、ぼんやりと感じていることを言葉にすれば、「どんなに頑張っても、あの世界には入れない」ということかもしれません。
でも、“あの世界”が幸せなのかは、またちょっと違う話なのかも。
ストーリーの中で、夫が妻に手を上げるし、妻もやりかえしていますが。映画の撮影で女性スタッフだけがなぜか水着姿とか、令和の今見ると「あー」なところが見え隠れしていて。
映画のように生きるのも、結構大変ですね。