幸運のありかを示す木星が、乙女座の天頂へ動きました。ココ、本来は強いポイントだと思うんですよ。なにしろ、ホロスコープのてっぺんです。
でも、それほど、語られていない。“社会的な成功”みたいなことは言われるけれど、それを打ち消すかのように、「孤独」だの「野心」だの「頂点まで行った後の転落」だのネガティブなニュアンスがやたら強調されるのです。
やがて、時代に駆逐されていく古い世界みたいなニュアンスです。
でも、おかしくないですか? ずっと頑張ってきて、ゴールテープを切った途端に栄光が終わるみたいな扱い、絶対に変でしょ?
これ、昭和の星占いの定義をずっと引っ張っているように感じます。昔の大御所占い師たちは、大人になりたくなかったんじゃないかな?
情熱とか、意志の力とかが持ち上げられて、その先の結果、成果で急にトーンダウンします。成長の先にあるのは、成熟。積み重ねの先にある完成がすっぽり抜けているのです。