夏の終わりは、寂しいですね。あんなに暑くてうんざりしていたのに、「もう秋か」と思うと、まだ何もしていないのに! と思ってしまいます。
でも、「夏をやり直す?」と言われたら、丁寧にお断りするでしょう。
最近は、実母の認知症が進んでしまい、やっと“もの忘れ外来”に連れていけました。診察は、完成された話術のよう。段取り通りに話さないと気が済まないみたい。患者さんのガンコさが移ってしまっているのかもしれません。
ただ、最後に言われた「『思い知らせてやる』は、ダメですよ」という言葉が個人的に響きまして、肉親ということもあり、だいぶ、キツい言い方をしていたと反省しました。
それ以降、小さな子供と接するようなつもりで、82歳をホメまくっているのですが、これでだいぶ関係は改善されました。
つまり、人間は何歳になっても、人から認められたい、立派だと思われたい、役立つ人でありたいのですよね。これからの指針が見つかった気がします。