新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
「玉三郎さんがまた富姫をやるよ」と教えていただき、久しぶりに歌舞伎座で『天守物語』を観る気になりました。
ただ、時は師走、仕事も佳境。左右に人が並ぶ席はつらいなと思ったのです。そこで、たまのことだし! と桟敷を取ってみたのです。
人生3回目の桟敷席。舞台正面に向かって左右にあるボックス席みたいなものです。通常の席よりも少しお高め。ただ、お茶が出たり、お弁当を届けてもらえたり、お大尽気分を味わえます。
ところが、今回はお茶がなかったのです。そうか、コロナ禍を挟んでいるし、歌舞伎座を建て替えてから初めての桟敷席だったので、その間になくなってしまったのですね。
また、そそっかしい性分が裏目に出て、お弁当の予約もまんまと忘れていました。でも、いいの、地下で買ったのり弁が美味しかったから!
座ってしばらくしてから、「なるほど、舞台に対して斜めだから別にラクなわけではない」と気づきます。いろいろ学びが多く、楽しい夜となりました。