とりとめなく、断片的な記憶が上がってくる……そんな体験は、きっとどなたにもあるでしょう。
ひとつ、思い出しました。大昔、人気の海外ミュージカルを観にホールに行きました。何かで気が急いていて、バタバタしていたのですが、知っている人を見つけて、通りすがりに目礼をしたのです。相手も「あれ、何かでご一緒した方かな?」という風で、頭を下げてくださり、その瞬間、「あ、宝塚若手スターだ」と気づいて、青くなりました。
そりゃ、こっちは一方的に知っていますよね。申し訳ないったら!
もっとも、ファンが「わー、○○さん!」と盛り上がる感じじゃなくて、ビジネスモードで「何かでお世話になった人」で目礼をしたからこそ、先方も「あれ、なんだっけ?」で対応してくださったのでしょう。
面白いのは、私の「わあ、間違えた!」までちゃんと伝わった気がしたこと。きっと、有名人あるあるなのでしょうね。夜中の「あああ!」をシェアしました。