暑中お見舞い申し上げます。お元気でお過ごしでしょうか?
東京は、どんどん変貌していきます。仕事部屋を借りている日本橋でも、美しい巨大なビルが完成に近づいています。久しぶりに新宿に足を運んだら、知っているはずの美術館に全然たどり着けません。場所はわかっているに、今まで通っていた道が閉鎖されて、よくわからない方向へ誘導されてしまいます。ちょっとのごぶさたのつもりが数年単位で行っていなかったみたいです。
長い長い名前や高層階ではなくなったSOMPO美術館で見たのは、「大正イマジュリィの世界」展。大正時代の印刷物のおしゃれさ、可憐さ、かっこよさったら!
中でも心に残ったのは、震災のイマジュリィのコーナーです。1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災の直後に何が起こったのかを蕗谷虹児や竹久夢二など、人気絵師たちが描き残していて、これは、当時の人々の支えになっただろうと感心してしまいました。変わりゆく世界を紙に留める、すごい!
