運気は悪くないのです。でも、運がいいとも感じられないでしょう。軸がズレているような、歯車がうまくハマりきっていないような、奇妙な感じがするはず。いっそ、全部ダメなら諦めもつくけれど、部分的には捨てがたく、対処に困るはず。
でも、そういう仕様なのです。物事の輪郭やベクトルがぼんやりしていて、何を求められているのか、よくわからない……。あなた自身、自分の本音、理想の未来がつかみきれないはず。
映画『この夏の星を見る』を観て、なるほど、これは大変だと思いました。コロナ禍の中、「早く終わって欲しい」「元に戻って欲しい」と願った未来に、私たちはいるのでしょうか?
マスクはマストではなくなったし、行こうと思えば、どこにでも行けます。でも、行きたかった場所、会いたかった人、やりたかったことが、「こんなもんだっけ?」みたいになっているのだろうなと。これ、どうやってモチベーションを上げましょうか?
