毎年、楽しみにしているのが、東京都大田区の花火大会です。終戦記念日に開催され、打ち上げ時間は短いのですが、テンポがよくて、見ていて爽快なのです。
かれこれ、20年以上通っていると思います。コロナ禍での開催困難から数年中止されていましたが、2023年に復活しました。去年はいつも一緒に行く友達の都合が悪く、素直に諦めたため、今年8年ぶりに観ることが出来ました。ご無沙汰していた数年の間にいろいろ進化したようで、音楽と花火がカッチリとハマるようになっていました。技術の改革はすごいですね。
ただ、その分、大田区らしさはなくなってしまいました。やけっぱちのようにノリノリで上がる花火が好きでしたが、音楽と一体型だと全体に品よくまとまっていきます。これが、最近のスタンダードなのでしょうね。
終戦がテーマになっているため、途中、赤い花火だけが続きます。ミサイルのように地上から打ち上げられる赤い光を眺めながら、「戦火か」と直感しました。数年前に観た映画『国境の夜想曲』を思い出しました。
