7年目に突入した三四郎のオールナイトニッポン。ラジオ放送時ならでは!?の着こなしをチェックすべく、金曜深夜の生放送前に突撃してきました!
ファッションにも注目?三四郎の『オールナイトニッポン』ヒストリー〈前編〉
ラジオは週に一度の
ストレス解放タイム
―2015年ANN0のパーソナリティ就任、19年よりANNへ。そして今春ANN0に〝凱旋〟されて、初回はいかがでしたか。
相田 正直に言うと、何も変わっていないかも。やっている内容もコーナーもいつも通りだけど、時間帯が遅くなったのは大きいかな。放送が終わって朝の5時過ぎに家へ着く、この感覚久しぶりだなあって。昼からは普通に仕事が入っているので、寝過ごさないよう焦ってベッドに入っています。
小宮 僕は逆に、寝たくても寝られないタイプ。2時間、頭をフル回転してずっと喋ってるじゃないですか。そうすると興奮して目が覚めちゃうんですよね。睡眠時間を削ることになるけれど、ラジオは僕にとってのストレス発散の場だから、大切な時間だと思っています。だって仕事の失敗とか悩みも、公共の電波に乗せて面白く話せるんですよ?そうして消化できる。ちょうど金曜日だし、1週間の締めにはうってつけなんです。
―帰還されて早速反響はありましたか?
相田 リスナーにとってはANN0に戻ってきてうれしいという声が多いみたいです。テーマ曲であるMIYABIさんの「Ahead Of The Light」の歌詞が「ゲラヘー!」と聞こえることから、僕がエコー付きでこの言葉を叫ぶのが定番で、1部では最後に、2部は冒頭にと叫ぶタイミングを変えていたんです。でも早速初回で間違えちゃって(笑)。僕含めてスタッフ全員が忘れてたんですよね。Twitterのタイムラインで「いや言わないんかい!」ってたくさん突っ込まれて。そこまで待ち望んでくれてたんだと、申し訳なさとうれしさが同時に押し寄せてきました。
リスナーと一緒に
歳を重ねていく感慨深さ
小宮 リスナーとは、この6年間で距離が近くなったよね。パーソナリティを始めた頃は学生が多かったけれど、今や社会人になってイベントにも来てくれたり。一緒に歳を重ねていっているんだなぁと。あと、三四郎のラジオを聴いて放送業界に入りましたってスタッフさんもいてくれたりして。
相田 確かにそうかもね。去年は番組公式本やグッズを出し、先日も国際フォーラムでイベントして少しずつファンに還元することができているのは、やっぱり良いですね。
―ANN初の公式ファンクラブ「バチボコプレミアムリスナー」も発足しましたね。
相田 限定ラジオやブログ、過去のアーカイブ放送が聴けます。もっとリスナー参加型の企画など考えていけたらって思ってます。
小宮 あとは結構ね、カメラを回してるんですよ。ほら、今日も!ラジオ収録や裏側など、ムービーもいろいろとアップされていくはずです。ANN0はミクチャで同時に映像配信もしているから、観るラジオの側面も強いのかな。2部に戻って一番大きいのは映像の有無かもしれません。
―ANN時も公式Twitterに投稿されるお2人の私服姿や、トークで飛び出す相田さんのお買いものエピソードが印象的でした。再び映像で観られるとなると、収録時のスタイルにも気をつかいますか?
小宮 配信があると見られている意識はありますね。でも1、2時間ずっと座りっぱなしなわけだから、着心地のよい服に落ち着いている気がします。僕はもっぱらパーカとジャージー。最初はシャツや短パンを着ていたけれど、営業の仕事が増えて移動が長くなると、なんだかんだラクな服を選んじゃうんですよね。かといって、2種類のコーディネート持っていくのも荷物になっちゃうし。
相田 僕はジャージーを着ない主義なので、リラックスパンツが多いかな。最近のお気に入りは〈グラフペーパー〉のゴムパン。シルエットが太くて腰回りもゆるいし。若い頃はいろいろなお店を1店舗ずつ見て回って、吟味しながら買っていたけど、最近は信用できるセレクトショップでまとめて買うことがほとんど。日比谷のミッドタウンにある「ヒビヤ セントラル マーケット」なら、オリジナルもセレクトもそろっているから、行けばなにかが見つかる。ニッポン放送からも近いしね。
―小宮さんはどこでお買いものを?
小宮 やっぱり家の近くの高円寺かな。あとは伊勢丹新宿店、ルミネエストなど新宿エリア。〈アンダーカバー〉とか覗きますね。
相田 最近は行けてないけど、伊勢丹は僕も好き。〈N.ハリウッド〉や〈コム デ ギャルソン〉、あと〈マルニ〉も。
―ショッピングがお好きなんですね。お2人のファッションの目覚めはいつ頃?
小宮 僕は小学4、5年生のとき。実家も高円寺なんですが、通っていた塾の向かいに有名なライヴハウス「JIROKICHI」があったんです。通るたびに怖いなとビクビクしつつも、モヒカン頭でスキニーパンツのパンクロッカーたちに夢中になって。格好いいなって思ったのが、今思えば服に興味を持ったきっかけかもしれない。それから古着屋さんに行くようになりました。
相田 母親がファッション好きで、よく代官山に連れて行かれました。中学生の頃だったかな。当時はまったく関心がなかったけど、僕のために〈アー・ペー・セー〉で買いものしてくれて。ハイブランドの小物を買ってくれて、高え〜!とか言ってました。自分の意思で買うようになったのはアルバイトを始めた大学生からですね。
小宮 若いころは往々にしてお金がなかったよね。僕もハタチのとき、明治公園のフリーマーケットに出していたもん。祖父母が文化服装学院の出身なので、服を作ってくれていたのを着ていたり。
2人とも東京ブランドが多め。今日は小宮さんは〈アリーズ〉のフーディに〈ニードルズ〉のジャージー、〈コンバース〉のオールスターで配色もばっちり。相田さんのコートとパンツは〈カラー〉、シューズは〈エンダースキーマ〉を愛用。
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三四郎
小宮浩信と相田周二によるお笑いコンビ。中学の同級生で、2004年頃結成。現パーソナリティ陣ではナインティナイン、オードリーに次ぐ長さ。