自身もスタイルアイコンであり、監督作ではマリー・アントワネットやプリシラ・プレスリーなど、時代を彩った女性の物語を描いてきたソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)。フィルム界のミューズが憧れるのはどんな人だろう?ビューティイベントのために来日した彼女にインタビュー。
ミューズにとってのミューズ。ソフィア・コッポラに会いに行く
映画一家に育ったソフィアにとって、お手本は身近にいるようだ。
「オーロール・クレマン、キャロル・ブーケ、アンジェリカ・ヒューストンは、永遠のファッションミューズ。両親の友人でもあり、私にとっては魅力的な叔母さんのような存在です。肩肘張らない、自然体な美しさに惹かれるんです。生き方という意味では、俳優のマリサ・ベレンソンとティナ・チャウにも刺激を受けてきました」
映画監督だった母親エレノアからの影響も。
「ライフスタイル面で多くのことを学びました。健康、そして気分よく過ごすことこそが美しさにつながるといつも話していたんです」
自身の作品において、ミューズを描く際の共通点は?「まずは、ヴィジュアルのイデアを固めることから始めるんです。自分が見たい、共有したい世界観を作るのが重要。それに、作品に触れる人たちには、ときめきにあふれた映像に2時間浸ってほしいですから」
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Photo_Local Artist (Sofia), Getty Images (muses) Text_GINZA