Netflixで配信中の『さよならのつづき』は、まさに「別れ」からはじまるビタースウィートな愛の物語だ。事故で恋人を失った女性と、その恋人に命を救われた男性。運命に翻弄されるふたりを演じた有村架純と坂口健太郎が、実はチャレンジングだったという制作の裏側を語り合う。
有村架純×坂口健太郎 Netflixシリーズ『さよならのつづき』インタビュー
異色の愛を演じたふたりの闘い「真実がないと感情は動かないから」
——おもな舞台は北海道の小樽。有村さん演じるさえ子は事故で最愛の恋人、雄介(生田斗真)を失った後、坂口さん扮する成瀬に出会います。彼は雄介から提供された心臓の移植を受けていて、しかもその記憶を引き継いでいたことから、物語が動き出します。脚本を読み、どんな点が印象に残りましたか?
有村 この作品、最初はタイトルがなくて。みんなでどういうのがいいんだろうねって考えていました。制作が進み、ある時点で脚本家の岡田惠和さん自身が「さよならのつづき」を考えついて。それを耳にした時に、「そうか、この物語は“さよならのつづき”を描いているんだ」って、すごくしっくりきたんです。
坂口 なんかさ、僕らもいろいろ案を出したよね。僕、全然採用されなかった。コーヒーの実と心臓が両方赤いことにかけて、「赤い実が落ちる頃」って提案してみたら、即「ああそれはないね」って(笑)。
[衣裳クレジット_有村架純] トップス¥321,200、スカート¥253,000、ブーツ¥286,000(すべてファビアナフィリッピ|アオイ web_aoi-net.jp)/イヤカフ¥28,600(ドゥエドンネ|web_duedonne.net/)
[衣裳クレジット_坂口健太郎] カーディガン¥47,300、パンツ¥42,900(ともにウィーウィル|ウィーウィル tel_03-6264-4445) /シャツ¥86,900(スタジオ ニコルソン|スタジオ ニコルソン 青山 tel_03-6450-5773)/その他*スタイリスト私物
Photo_Yuka Uesawa Styling_Yumiko Segawa (Arimura)、Taichi Sumura (Sakaguchi) Hair&Make-up_ Izumi Omagari (Arimura)、Mayu Ishimura (Sakaguchi) Text&Edit_Milli Kawaguchi