今気になるあの人が、会いたいと切に願う人とは?編集部が聞き取りの上、初対面の場をお膳立て。異業種の作り手が相見え、生まれるシナジーに注目!
念願の人と会って話してみたら vol.1 作家・九段理江&映画監督・山中瑶子
“今”を切り取る、違いと同じ
呼んだ人:作家・九段理江
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呼ばれた人:映画監督・山中瑶子
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九段理江
くだん・りえ>> 1990年生まれ、埼玉県出身。2021年に『悪い音楽』で第126回文學界新人賞を受賞しデビュー。『Schoolgirl』での芥川賞ノミネートを経て、24年には『東京都同情塔』で第170回芥川賞を受賞した。その他書籍に『しをかくうま』(文藝春秋)など。
『東京都同情塔』
舞台は、ザハ・ハディド設計の国立競技場が完成したもう一つの日本。建築家の牧名は、新宿に建てられることとなった新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」の設計に苦悩しながらも向き合う。(新潮社)
💬読み心地のよいセリフの宝庫(山中)
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山中瑶子
やまなか・ようこ>> 1997年生まれ、長野県出身。19歳の頃に独学で制作した初監督作『あみこ』がPFFアワード2017に入選し、国内外で話題に。映画『ナミビアの砂漠』は第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を女性監督として史上最年少で受賞した。
『ナミビアの砂漠』
21歳のカナは、暴力的で自由奔放。恋人を乗り換えながらも、やり場のない感情を持て余したまま日々を送るが、次第に退屈な世の中と自分自身に追い詰められていく──。(監督_山中瑶子 出演_河合優実ほか)
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
💬新鮮な映画体験に驚嘆!(九段)
Photo_Emiri Habaki Text_Emi Fukushima