純粋無垢な若い女性だけが唯一の生き残りとなる。ホラー映画のお決まりのステレオタイプであるファイナル・ガールのイメージを鮮やかにぶち壊してくれたのは、監督タイ・ウエストと俳優ミア・ゴスがタッグを組んで生み出したA24初の三部作にして、『X エックス』(22)『Pearl パール』(23)に続く最新作『MaXXXine マキシーン』(2025年6月6日公開)だ。ポルノ界で人気の頂点にいたマキシーンは、ハリウッドスターの夢を追い、新作ホラー映画のオーディションに参加する。性的表現や暴力的表現が規制の対象となった80年代のアメリカで、堂々と自らの身体の主導権をとり、スターダムへとのし上がるマキシーンの姿を描き切ったタイ・ウエスト。コロナ禍で運命的に始まり、彼の人生を変えたというトリロジーを完結させた今の気持ちと、『MaXXXine マキシーン』、そして映画づくりへの思いを語る。









