とにかく古着が大好き!というさまざまな分野で活躍中の6名が登場。店独自のセンスが光る試着室にて、セルフスタイリングをキャッチ。大切な一着との出合いや思い入れを聞いた。#わたしが古着を愛する理由
俳優・小野ゆり子が愛する古着店「HOOKED」
思いがけない出合いとファミリーヴィンテージ
俳優
小野ゆり子

思いがけない出合いと
ファミリーヴィンテージ
「最初の古着は、服飾の仕事をしていた両親のものでした。家が目黒銀座商店街の近くだったので15歳の時に『ジャンティーク』ができたのを覚えています。新しい服と古い服がどちらも身近にあり、いつの間にか古着が好きになっていました」
今日の〈リーバイス®〉646は「ジャンティーク」から独立した安藤小葉さんの店「HOOKED」で購入。
「さりげなくすすめてくださって。デニムは全然詳しくないし、ベルボトムなんて似合うのかなと半信半疑ではいてみたら『わ!可愛い〜!』と即決でした。破れてるのもいい。いつかリペアもやってみたいですね」
革ジャケットは父から譲りうけた。
「父が40年ぐらい前に手に入れて愛用していたもので、とても柔らかい。裏地が破れていたのを貼り直して着ています。ネックレスは母のお下がり。この歳になってようやく似合うようになったのかなと思います」
古着はさりげなく混ぜて着たい派。
「『今季生まれたよ〜』という新品に息を吹き込むのも好きですが、古着は『俺たち、いろんな時代を生きてきたけど今ここにいるぜ〜!』というタフさや生命力に惹かれます。個性豊かで擬人化したくなる(笑)。だから出合いがより楽しみなのかな」
Photo_Naoto Usami Hair&Make-up_Hiroaki Yanagisawa Text&Edit_Naoko Sasaki