7月31日(木)から世界配信されるNetflixシリーズ「グラスハート」。若木未生による同名の原作小説に惚れ込んだ佐藤健が、「世界中で愛される日本の実写作品」を目指し、自ら共同エグゼクティブプロデューサーを務めた作品だ。バンド「TENBLANK」を率いる天才音楽家・藤谷直季を佐藤が演じ、ヒロイン・ドラマーの西条朱音には宮﨑優をキャスティング。カリスマギタリスト・高岡尚は町田啓太、音楽マニアのピアニスト・坂本一至は志尊淳が演じる。今回は佐藤、町田、志尊の3人にインタビュー。演奏シーンの苦労やファッションでの役づくり、佐藤健のプロデューサーぶりなどを語ってもらった。
佐藤健×町田啓太×志尊淳 Netflixシリーズ『グラスハート』に込めた“青春の時間”
TENBLANKの3人にインタビュー

“佐藤健の熱量に応えたい”
で成り立つ現場

──まずは「グラスハート」プロデューサー 佐藤健さんによる、町田啓太さんと志尊淳さんのキャスティング理由から聞かせてください。
佐藤 華があるのは大前提。その上で深みのある芝居もちゃんとできて、かつカメラが回っていないところでの人間性も信頼できる人を選びました。
──お二人から見た、佐藤さんのプロデューサーぶりはどうでしたか?
志尊 「このシーンはこういうニュアンスでアプローチしたほうがいいかな」「ここの演技はどっちの方向性がいいかな」と具体的な確認をすることはありましたけど、役全体について話すことはそんなになくて。役者のプロとして呼ばれている以上、それぞれの作り方でやっていきました。ただ、とにかく健の熱量にみんなが引き寄せられていた。細かいところまでものすごいこだわりを持って突き詰めている姿を見ていると、僕らもできる限りのことをやろうと思わされました。
町田 プロデューサーとしても役者としても本当に妥協のない人で、全力投球でやりたいことを形にしているさまがすごかった。しかもそれを、さも大変じゃなさそうな感じでやってしまうんですよ! 健くんから表立って「こうしてほしい」というオーダーがあったわけではないですが、彼の中に明確にある「こうしたい」にどうアプローチしていくかを、撮影中は志尊とよく話していましたね。
志尊 健は作中で演奏する曲選びから小道具一つに至るまで、常に作品にとってベストな選択肢を考えている人で。プロデューサーというより、ただひたすらに作品をよくしようとしている人という感覚でした。僕らの知らないところでもさらに膨大な量の仕事をやっていると思うと、その気持ちを汲み取りたい、応えたいと思いました。
佐藤 二人もそうですけど、俳優はみんな、作品をよりよくするために常に考えていて。僕自身、今回はたまたま正式にプロデューサーとしてクレジットされているだけで、いい作品を作るという意味では普段と変わらないんです。

【佐藤さん】リング ゴールド ¥187,000、シルバー ¥391,600(共にリーフェ ジュエリー)info@riefejewellery.com 【町田さん】ジャケット ¥630,000、ボトム ¥240,000*参考価格、ブレスレット ¥100,000(以上ディオール | クリスチャン ディオール)0120-02-1947 【志尊さん】ジャケット ¥158,400、ボトム ¥110,000、ピアス ¥35,200(以上エムエム6 メゾン マルジェラ|マルジェラ ジャパン クライアントサービス)maisonmargiela.com/mm6/その他*スタイリスト私物
Photo_Mariko Kobayashi Styling_Hidero Nakagane(Sato), Keisuke Yoshida(Machida, Shison) Hair&Make-up_Toshiyuki Oki(CONTINUE_Sato), Kohey(HAKU_Machida), Akari Isono(Shison) Text_Fumie Tsuruki