ちゃんと息抜きできてますか?忙しい毎日から少しはなれてリフレッシュするのも大切。遠出でも近場でもできるみんなの“私ならではの旅”を集めました。「愛と浪費のおなやみ劇場」を連載中の劇団雌猫・ユッケさんの場合は?
韓国・弘大(ホンデ)で買い物三昧。予算は6万!:劇団雌猫ユッケさんならではの旅
世は空前の韓国ブーム。K-POPにはそこまで詳しくない私・ユッケですが、ファッションやコスメ、フードなど、韓国文化には魅了されまくっています。
これまでは新大久保や通販でお買い物するだけで満足していた私ですが、昨年の10月に勇気を出して一人で韓国旅行に行った際に、「意外と安く行けるじゃん!」「意外と日本語通じるじゃん!」と、ハードルの低さを体感。さらに、新大久保では味わえない本場の空気にすっかり夢中になり、今年3月には2度目の韓国旅行に行ってきました。
平日は仕事があるので、一泊二日の旅行。ショートトリップを最大限楽しむコツは、「行きたい場所・目的を絞る」ことだと思っている私。今回は「とにかく服を安くたくさん買う」を第一目的に、韓国の原宿と呼ばれている弘大(ホンデ)に宿を取りました。
朝イチの飛行機で韓国に向かい、宿に到着したのはお昼前ごろ。チェックインの時間はまだでしたが、宿に荷物を預けて、さっそく街に繰り出してみることに。
弘大(ホンデ)は近くに大学がある繁華街なので、街には大学生くらいの若い男女がたくさん歩いていました。駅の近くの両替所で今日の予算を換金して、ウインドウショッピングを楽しみます。
まず向かったのはチェーンのドラッグストア「オリーブヤング」。日本でいうマツキヨみたいな感じでしょうか?化粧品からスキンケアグッズ、充電器や雑貨まで、なんでもそろっています。ここでは、パックと注目していたコスメブランド「LAKA」のアイシャドウ、リップを購入。2018年にできたばかりのこのブランドは、男女関係なくメイクを楽しめる「ジェンダーニュートラルメイクアップブランド」として、男性モデルを起用したことでも話題になりました。韓国コスメ特有の派手なラメ感が可愛いんです♡
そのまま歩いていくと、路面店が立ち並ぶ通りに。0の数がひとつ違うんじゃない!?と不安になるくらい安い価格の洋服や雑貨が所せましと並んでいて、すべて見ていたら日が暮れる恐れが……。というわけで、気になったお店だけをちょこちょこ覗いていきます。最近SNSで話題のうさ耳帽子もたくさん売られていました。可愛い~と思いつつ写真を撮ったのですが、なんだかシュールな仕上がりに……。
ここらで疲れたのでカフェに入って休憩します!カカオフレンズとコラボしている「EDIYA COFFEE」で、可愛いドリンクとベーグルを注文しました。韓国のカフェは店内でWi-Fiやコンセントを使えるところも多く、とにかく便利。店員さんは、簡単な英語が通じる人や日本語を喋れる人も多いので、韓国語が通じなくても何とかなっちゃいます。
その後、またしても散策再開…したのですが、移動の疲れもあり、可愛い洋服にもあまり出会えず。その代わり、可愛いフォトスポットはたくさん発見しました!
色とりどりに咲き誇るお花が入り口にたくさん飾ってあるお店や、ネオンっぽい筆記体が青い壁に映えるお店など。私は一人だったので、悲しいかな自分を入れて撮影ができなかったのですが……。その気になれば「映え」な写真がたくさん撮れるのが、韓国のいいところですね。
翌日は「裏ホンデ」と呼ばれる通りを見て回りました。ここは、メインストリートよりも売られているものの価格がちょっとお高め。その代わりに、割と質の良いお洋服やアクセサリーを手に入れることができます。
特に印象的だったのは、私が普段見ているお洋服の通販サイトで見た服がたくさん売られていたこと。実際に実物を見て「思ったよりいいじゃん!」となる場合もあれば、その逆もあり……。通販だと、届くまで当たりかはずれか分かりませんが、実際に手に取って見たり、試着することができるのは安心でした。洋服はシーズンごとにまとめ買いします!というタイプの人は、もしかしたら通販よりも現地で一気に買った方がお得かも。
うっかり写真を撮るのを忘れてしまったのですが、裏ホンデでは5~6着くらい洋服を買い込みました。大満足のまま、地下鉄で空港へ!最終の便で成田に帰ってきました。
今回の旅でかかったお金は、交通費や宿泊費も含めておよそ6万円ほど。トランクいっぱいになるくらいの買い物をした割には、安く済んだかなと思います。
一人でも気軽に、短い日数で行くことができるのが韓国の最大の魅力。まだまだ、足を踏み入れていない土地はたくさんあるので、また次に行くときが楽しみです!
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ユッケ
1989年生まれ。佐賀県出身。アラサー女性4人組サークル「劇団雌猫」で、同人誌『悪友』シリーズを編集。主な編著書に、『浪費図鑑ー悪友たちのないしょ話ー』(小学館)、『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)、『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)など。
Twitter:@samizusaki