No.329 / 2024年10月11日発売

MAGAZINE

スペシャルキットやポップアップイベントを展開するキャンペーンを実施

〈リファ〉で美への高揚感が増すギフト探し

PROMOTION

アレッサンドロ・ミケーレによる新コレクションを堪能

「ヴァレンティノ 表参道」を道枝駿佑と一緒にクルーズ！

〈シチズン〉の「xC（クロスシー）」で今日はどこへ行く？

コンビネーションから生まれるユニークな可能性  vol.03

〈BAO BAO ISSEY MIYAKE〉夕暮れ色のアクセントバッグ「MAGIC HOUR」

〈バブアー〉とのコラボに注目！

今リアルに欲しいのは〈フラワーマウンテン〉のスニーカー

限定アーティフィシャルフラワー＆フレグランスが登場する「Fragrant Flowers」開催

「ラフォーレ原宿」にサステイナブルな花が咲き誇る

どんな私も包み込む。機能とベネフィットをデザインした新ブランド

シンプルで美しいライフウェア〈エカルム／éCALME〉が誕生！

パラレルの訪問者

水川あさみ ×〈バーバリー〉

秋のルックを着こなしたゲストをキャッチ

世界7都市を巡る〈ロンシャン〉の体験型ポップアップに潜入！

〈無印良品〉理想のニットの条件

正当な評価を受けていない働く人々を、野木亜紀子は時代を超えて描く

『海に眠るダイヤモンド』1話イメージイラスト／オカヤイヅミ（イラストでも全話振り返ります）

CULTURE

ホットなニュースをさらに深堀り！vol.1

なぜアメリカで『SHOGUN 将軍』旋風が巻き起こったのか？　

ますます好きになる、ローマの食と街

COLUMN

渋谷「SUBA VS」

FOOD

今月のGINZA編集部レコメンド

「アートウィーク東京」に53の施設が参加し、バーも登場。

ボリューム袖に惚れた

G's CHARM

南Q太による最新作を期間限定で公開中

COMICS

ジョニー楓「愛となぐさめの星占い」

都心のワンルームから郊外の素敵な一軒家まで、センスのよい人の自宅をSNAP！おしゃれだけど実用的。センスのよい人たちが暮らしている部屋の「リアル」が盛りだくさん。インテリアの参考に。2018年12月から続くginzamagの人気連載。

私と部屋

毎日22時に更新。タロット使いのJON（犬）が、あなたのために毎日リーディング。その日の「対策」を星座別にお伝えします。

JON（犬）の毎日占い「 今日を過ごすヒント」

占い師章月綾乃さんによる、12星座別月間占い。星の声に耳を澄ませれば、過ごし方のヒントが見えてくる！ あなたの現在地点と今月の運勢は？

章月綾乃「開運レター占い」

おしゃれな人の持ち歩きコスメや、ポーチの中身を紹介。美の3か条、お気に入りの美容アイテムも伺い、美しさの秘密に迫ります。2018年4月から続く、ginzamagの人気連載。

きれいな人のポーチの中身

動くイラスト「メタ・イラストレーション」で注目を集めるクリエイター小川雄太郎さんが手掛ける連載漫画『トップスドッグズ』。洋服を模した犬のキャラクター“ロン”のゆる〜い日常をお届け。

トップスドッグズ

"ききたい"楽曲と、"きたい"服！
音楽とファッションの特集です

GINZA10月号

時代の空気を映し出す
モードなドラマたち

GINZA11月号

お店を探すときは、どんなときも熟知した人の口コミが1番だと思っているので、行く先々で店員さんにおすすめを尋ねては足を運んでいます。そして1年前にたどり着いたのがここ。
入口の上には、どーーんと「COFFEE」の文字。さぞかし自信があるのだろう…。と、この期待を大きく上回り、この日からすっかり行きつけになりました。

こんにちは〜とフレンドリーなスタッフがお出迎え。店内では、本を読みながらゆっくりコーヒーを飲んでいる人、ワンちゃんと一緒に過ごしている人（一部の席はペットOKなのも嬉しい！）、仕事の休憩中と思われる常連さんがテイクアウトしていったりとさまざま。
そして、コーヒー豆を買っていく人が続々といらっしゃいます。店員さんの「豆、挽きましょうか？」の問いに、大半の人が「いえ、豆のままで」と答えていて、この街にはコーヒーラバーなお客さんが多いみたい。

まずは腹ごしらえ。今日も真夏日なので冷たくて甘いものが食べたい！と、ヴィーガンアサイーボウルをオーダー。ハワイで修行をしたシェフが考案したというんだから間違いない。素材はすべてオーガニック。ナッツがゴロゴロ入ったグラノーラに、一番いい役割を果たしているんじゃないかと思うアーモンドバターまですべて自家製！ほてった身体に沁みわたる〜。

さて、胃が満たされたところで今日も観察開始。スタッフのみなさんのスタイルはというと。

みなさんお揃いで身につけている、一見シンプルなエプロンは「コーヒー染め」をしたもの！
コーヒー染めって聞いたことはあるけれど、実際どのように染められているのかは正直ピンとこない…。
「デザインを担当してくれた人の話、聞いてみる？」と声をかけてもらい訪れたのは、中目黒にオフィスを構える〈アンデコレイテッド〉。「飾らない」シーンにフォーカスしたアイテムを展開するファッションブランドです。
デザイナーの河野貴之さんに話を聞いてみると、店舗でエスプレッソを抽出した後に捨てられてしまう出がらしや、焙煎で破棄となってしまった豆を使って染色しているとのこと。
「ウッドベリーコーヒー代表の木原武蔵さんが、コーヒー豆を輸入するときに使用した麻袋を店頭で無料配布していたのが印象的で。他にもアップサイクルできるものはないかと考え、店舗で破棄される出がらしに着目したんです。制作を開始した2年半前はコーヒーを使った染色はまだ主流ではなかったので、工場を探すのにとても苦労しました」
普段から素材のためのデザインをしている、という河野さん。マテリアルの背景やストーリーを理解したうえで、アップサイクルしたものを長く使ってもらえるデザインに仕上げています。さらにエプロンを染めた後の出がらしを培土として、きのこを栽培しようとしているんだとか！

エプロンはコーヒーの香り

ウッドベリーコーヒー代表の木原武蔵さんがお店を立ち上げたのは、21歳の時。
「当時は自分が住む街に恩返しをしたくてコーヒー屋さんを始めたのですが、今は種を育ててくれている農家さんから直接豆を買うことで産地にも還元していきたいし、貧困問題にも向きあっていきたいと思っています」
コーヒーを通してよりよい世界を作りたい、という想いから現地へ訪れて直接買い付けをしたという、エルサルバドルにあるミレイディ農園のドリップをオーダー。せっかくなのでホットでいただきます。
ベリーのような甘い香りがふわり。ほんのり葡萄の味わいを感じる重厚な口当たり。冷めてくると、スパイスのようなフレーバーも。あぁ至福…。
コーヒー豆って、1つの実にたった2粒しか入っていないんです。農園の人たちが1つ1つの実を手作業で収穫しているなんて、想像するだけでも大変な作業。エプロンを染める時に出がらしを使っていることも、そんな大事な豆をどうにかアップサイクルしたい、という想いが詰まっているように感じました。

そして、またお腹がすいてきたのでヴィーガンキャロットケーキと自家製レモネードも追加オーダーしちゃいました。

スパイスの香りと人参の甘さ、上にたっぷり塗られている豆乳クリームチーズすべてが絶妙にマッチしていてたまらない…。これほんとにヴィーガンスイーツ？と、不思議になるくらい濃厚な味わいです。

週末は特に混雑している日も多いけれど大丈夫。近くには見るだけでも楽しい八百屋さんがあるし、古着、レコードを探すのもよさそう。小腹が空いたらお米屋さんの自家製おにぎり、たい焼き屋さんの氷あんみつもおすすめです。駅近には美味しいビール、ワインが飲めるニュースポットも続々OPENしているから、コーヒーを楽しんだ後はぜひ散策を。

WOODBERRY COFFEE 学芸大学店

🏡住所：東京都目黒区鷹番3-1-5 
営業時間：9:00〜19:00（LO food 18:00/drink 18:30） 
定休日：なし 
☕️ドリップコーヒー ¥650〜、自家製レモネード ¥650、オーガニックアサイーボウル ¥1,400、ヴィーガンキャロットケーキ ¥780 
📍用賀本店、渋谷店、荻窪店、代官山店、学芸大学店の5店舗。10月には鎌倉の海の近くにNEWOPEN!

学芸大学「ウッドベリーコーヒー」

🕊シェア