9月19日(火)より、Apple Watch用の新OS(watchOS 10)がリリース。新機能の中で注目したいのが、「スヌーピー」文字盤の登場。日時や天気、そしてユーザーのアクティビティに合わせて、スヌーピーとウッドストックが動くんです!Apple社ヒューマンインターフェイス部門デザイナーのギャリー・ブッチャー氏と、チャールズ M.シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツ社CFOのペイジ・ブラドック氏が、開発裏話を教えてくれました。
Apple Watchにスヌーピーの文字盤が登場。
ウッドストックもいるよ!
〈オメガ〉スピードマスターをはじめ、これまで数々のアイコニックなウォッチフェイスを飾ってきたビーグル犬が、ついにApple Watchにも。
朝になるとスヌーピーが起床し、ユーザーが運動すると一緒に活発になり、音楽を再生したらリズムを刻み、防水ロックをONにすればゴーグルを装着。悪天候の日には、ウォッチの中の犬小屋にも雨が降り注ぐ。現実世界とリンクしたスヌーピーとウッドストックの動きに、とにかく癒される!
「watchOS 10」のために今回チャールズ M.シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツ社が製作したアニメーションは、148作品にものぼる。
「分針をあらゆるものに見立てて、さまざまなアニメーションを生み出しました。スヌーピーが分針から飛び込んで水飛沫を上げたり、魚釣りをしたり、ぶら下がったり。時には、分針の邪魔をすることも!」(Apple社ヒューマンインターフェイス部門デザイナー ギャリー・ブッチャー氏)
1999年にチャールズ M.シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツ社にイラストレーターとして入社し、現在はCFOを務めるペイジ氏は、Apple Watchとスヌーピーの意外な共通点についてこう語る。
「4コマ漫画のアスペクト比は、Apple Watchの文字盤に近いんです。これまで5秒間で読んでいた4コマ漫画が、5秒間のアニメーションになった。とても自然にフィットしたと思っています」(ペイジ氏)
4コマ漫画から5秒のアニメーションへ。雨が降ると、ウォッチフェイスの中でもぽつぽつと。スヌーピーの耳の下でウッドストックが雨宿りをしているのも、たまらなくかわいい。
細かなドットが連なるグレーのデフォルト背景は、スヌーピーの原点である新聞連載漫画へのオマージュだ。
「新聞をイメージした、グレーの網点になっているんです。チャールズが手がけていたピーナッツの新聞連載は、平日は白黒、日曜日だけカラー印刷でした。今回用意したデフォルトの背景も、平日はグレーの網点だけど、日曜日だけ色がつく仕様なんです。日曜日の背景色は、チャールズが実際にコミックで使用していたカラーパレットから採用しています」(ギャリー・ブッチャー氏)
Text_GINZA