大胆にリノベーションを施したり、所狭しとお気に入りの雑貨を並べたり…自分の“好き”に忠実な人の部屋をスナップ。隅々までアイデアにあふれた実例を、これからのインテリアの参考に。短期連載 #十人十色のマイルーム
“可愛い”に囲まれた大人のラブリーな暮らし。自営業・今成邦明のお部屋
十人十色のマイルーム vol.10
自営業
今成邦明
“可愛い”に囲まれた
大人のラブリーな暮らし
築40数年のマンションのワンフロアを改装し、愛犬と共に暮らす今成さん。幼少期から住み続けているという思い出がつまった住居に、自身の“好き”を詰め込み、ブティックのような空間に生まれ変わらせた。
「もともとファッションが大好きで、原宿のおもちゃやSPIRALやFaline Tokyoの常連でした。今の世界観は、ティーンエイジャーの頃から通いつめたお店からの影響が強いですね。自宅のプライベートスペースは、イギリスの〈Cole&Son〉の壁紙を数種組み合わせて、ショップのような雰囲気に仕上げてみました」
ファンシーな柄の壁紙と自然と調和する、味わいのあるフローリング床。ボーイズコーナー、ガールズコーナーなどと、テーマ分けされた部屋の片隅に、おもちゃや本、ぬいぐるみに雑貨類と、今成さんが愛情を注ぐコレクションが所狭しと並んでいる。
「細かいものが多いので、ごちゃごちゃしないように、できるだけ集約させてディスプレイしています。好きなものは収納せず、全て見せるのが信条。70年代に惹かれることが多くて、Big Eyes系のトイや絵は自然と集まってしまいます。ただコレクターではないので、全部そろえる気はなく、あくまでも“好き”なものしか買いません。信頼するおもちゃ店やヴィンテージショップ、骨董市に足を運んで、価値あるなしにかかわらず、自分の感性に刺さったものを日々収集しています」
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Photo_Yuri Manabe Text_Sakiko Fukuhara