限られたスペースでもたくさんの服に囲まれたい。少数精鋭のアイテムとミニマルに暮らしたい。異なるタイプを目指す人にとってもきっとヒントになる、多種多様なクローゼットルールを拝見!#スタイルのある収納アイデア
モデル・俳優、安藤ニコさんのクローゼット
wantよりneed。海外生活を通して見つけたマイルール

モデル・俳優、安藤ニコさんの収納アイデア
ロサンゼルスをメインに過ごした2年を経て、昨年10月に帰国した安藤ニコさん。
「日本を離れるにあたり、スーツケース二つまでに服を減らしたんです。現地で古着を入手したり、買いすぎた!と思ったら海外のフリマサイトで手放したり。そんなふうにワードローブのIN/OUTを繰り返してテイストが入れ替わっていくうちに、好きなものがクリアになってきました」
帰国後、ニコさんが選んだ新居は風通しの良いメゾネット。ウォークインクローゼットの中には、各国で出合った古着のワンピースやベーシックなトップなどが並ぶ。
「70年代にロンドンで始まったといわれる“Capsule Wardrobe”(厳選されたワードローブによって、効率的な着こなし、スタイルの確立、洋服の整理整頓などにつながるメソッド)が今再注目されていて、その考え方に共感します。判断基準はwantよりも“need”で心を動かされるかどうか。そんな視点で統一されたクローゼットが理想です」
住まいの周辺にも小さなメゾネットやショップやカフェがあり、人と人が緩やかにつながるコミュニティも、この物件の魅力のひとつだ。
「間取りが似ているので、ご近所さんのおうちのインテリアや愛用品を参考にすることも。この前は近くに住む女の子がうちに来て、服を貸してあげました。その子が褒めてくれた服を最近つい着てしまうんですよね(笑)」
Photo_Yuka Uesawa Text_GINZA