限られたスペースでもたくさんの服に囲まれたい。少数精鋭のアイテムとミニマルに暮らしたい。異なるタイプを目指す人にとってもきっとヒントになる、多種多様なクローゼットルールを拝見!#スタイルのある収納アイデア
🛋LIFESTYLE
〈And Curtain Call〉ディレクター・モデル、酒井景都さんのクローゼット
バスルームから一直線!生活リズムに沿った通路型

篠原実可子さんの収納アイデア
自然あふれる鎌倉の高台に建てた一軒家に、3年ほど前から拠点を移した酒井さん。懇意にしている建築士と一からデザインを練り上げ、細部までこだわりを詰め込んだ住まいが完成した。なかでもとっておきは、両側から通り抜けられるウォークスルークローゼット。
「リビングで食事を終えた後、裏側の浴室へ向かってお風呂に入り、隣接するクローゼットでパジャマに着替えて、反対側の扉からベッドルームに。そして朝は、寝室からそのままリビングにも行ける。ぐるりと家の中を一周するようなイメージです。行動パターンを順序立てて考え、効率的に動ける機能的な間取りに仕上がりました」
2カ所のドアには全身鏡を取り付け、壁一面に広がるシェルフも引っ越し前に綿密に計画してオーダーした。
「着丈が長いコートやワンピースは階段脇に、シワになりやすい繊細な生地のトップやボトムは逆サイドに設置したラックに上下で分けてかけています。中央のシェルフには私の服だけでなく、夫と子どもの着替えも厳密に位置を決めず、さっと取り出しやすいところに。シーズンオフのアイテムは別階の衣装部屋に移動させ、今の時季に着るものだけを集めることで、常にすっきりとした状態をキープできるように心がけています」
家族4人で共有する世界にひとつのファミリークローク。収納場所のみならず、暮らしそのものの理想形がここに。
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Photo_Yuri Manabe Text_Erina Ishida
