限られたスペースでもたくさんの服に囲まれたい。少数精鋭のアイテムとミニマルに暮らしたい。異なるタイプを目指す人にとってもきっとヒントになる、多種多様なクローゼットルールを拝見!#スタイルのある収納アイデア
〈Preloved〉マネージャー・バイヤー渡邉夏実さんのクローゼット
ロフトの壁面を埋め尽くす箱ごとスニーカーが圧巻!

渡邉夏実さんの収納アイデア
コンパクトな1Kに越してくるにあたり、渡邉夏実さんはロフトをクローゼットにすると決めた。レイアウトは完璧。DIYでハンガーを掛けられるラックを作り、横にしたカラーボックスにTシャツとスウェットを畳んで収め、その上に載せた小型コンテナにニットやワンピースを分類。死角になっているところにはオフシーズンのアイテムをまとめる大きな収納ケースも積まれている。なにより奥の壁面に、大量にコレクションしている靴を箱ごと並べようと計画した。
「箱も大事、捨てません。ヴィンテージショップでは付いてないこともあるけれど、箱ごと積めば中身が何かわかるし、年代などの情報にもなります」
特にたくさん集めているのは〈ナイキ〉、中でもコルテッツ。象徴的なスウッシュマークがアクセントの、レトロなランニングシューズだ。出合いは映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』。主人公がはいていたトリコロール配色のモデルに惚れ込み、最初の一足を高校生で買って以来、今や170足ほどあるスニーカーのうち、41足がコルテッツだという(取材時点)。
「デニムにもスラックスにもワンピースにも似合う。レザーやファブリックなど素材も幅広く、ついそろえたくなります」
商品知識が深く、出物があれば地方でも必ず見にいく。もはやリビングにも新入荷分が侵食しているが、売る気は一切ない。上っ面でない熱中ぶりが潔い!
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はしごで上がった7畳間が
毎日のクローゼット
Photo_Hikari Koki Text_Minako Okada