パッケージデザインや本の装丁など、日常の美しいものにも携わる4人の人気デザイナーが、普段使っている愛用品を紹介。自身で考えたスタイリングも魅力的です。#グラフィックデザイナーが選ぶ日用品
グラフィックデザイナー藤田裕美が選ぶ日用品
仕事場のノイズにならず、可愛げのあるものを

仕事場のノイズにならず
可愛げのあるものを
「書籍のデザインなど紙の仕事が多いので、例えば校正紙を1枚ずつ折って切って確認して……というアナログな手作業を大切にしています。信頼をおいているのは、〈オルファ〉のカッターマットとNTカッター。定番ですがやっぱりここに戻ってきますね。紙に折り線を付けるトレーサーや、折り目をキュッとしごくボーンフォルダーも欠かせない。牛骨製で摩擦熱が起きにくい優れものです」
そう話す藤田裕美さんが仕事場に選ぶ道具は、機能的でシンプルで“邪魔にならない”デザイン。ただし、ちょっと可愛げのあるものにも惹かれてしまう。
「日めくりカレンダーは10年以上買い続けているもの。定食屋さんにあるようなロングセラーですが、台紙に箔押しが使われていたりして魅力的なんです。木版手摺りのお札やポチ袋は、谷中にある江戸末期創業の版元『いせ辰』さんのもの。ポチ袋は人に何か送る時に使うと気が利いた感じに見えるかな、と。木版特有のテクスチャーが印象的で色もきれい。グラフィカルなものが多いので、仕事のヒントになるという側面もあります」


1 光沢紙にも書き込める油性ダーマトグラフ 各¥132(三菱鉛筆お客様相談室)。ペン立てはデュラレックスのコップ。2 「折る刃」式カッターナイフのパイオニア〈オルファ〉のカッターマット A4 ¥1,243 (オルファ)3 台紙付日めくりカレンダー5号 ¥1,100(新日本カレンダー)4 祝儀袋 2枚入 ¥660*品切れの可能性あり(いせ辰)5 リップクリームとして使うオーストラリア製のバーム〈LUCAS’ PAPAW OINTMENT〉。6 紙に折り目をつけるマクソントランサー№3 ¥550(ホルベイン)7 ネットで見つけた牛骨製ボーンフォルダー。8 直感的なイラストが可愛いオオクボリュウの〈DEVILS HAIRCUT Bandana〉は個展で購入。¥3,850(Ryu Okubo Art Studio)9 千社札 各¥550*品切れの可能性あり(いせ辰)
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藤田裕美
ふじた・ひろみ>> 東京都生まれ。書籍のデザインから文化事業まで手掛ける。出版事業「FUJITA」主宰。オルタナティヴスペース「STUDIO STAFF ONLY」共同主宰。星野源のアルバム『Gen』のアートディレクションやツアーグッズも話題に。
Photo&Styling_Masaki Ogawa Text_Masae Wako Cooperation_Isetatsu
