1973年の開業から今年で50年目を迎えた渋谷PARCO。昭和、平成、令和にわたって最新のファッションやカルチャーを発信してきた歴史と、これからの50年を見据えた「50/50」をキーフレーズに、12月3日(日)まで館全体でアニバーサリー企画を開催中! このタイミングで新たなギャラリー兼ブックストアがオープンしたと聞きつけ、アート好きの伊藤万理華さんとともに、国内外の多彩なショップが集結する3Fへ。
伊藤万理華と「MARC JACOBS EVENT SPACE」
50周年の渋谷PARCOを盛り上げるクリエイティブ空間を訪ねて
3F西側の一角に現れた「MARC JACOBS EVENT SPACE」は、〈マーク ジェイコブス〉が手がけるイベント空間。さまざまな角度からアートに触れられるブックストアと展示、2つの要素で構成。後者では作品の世界観に没入できるインスタレーションが行われる。
「本を販売するだけでなく、その場で体感できるギャラリーまで作ってしまうなんて! PARCOは来るたびに新しい発想やここにしかないものを観れるので、いつも楽しいです。先日は自分の個展の合間に、4Fの『PARCO MUSEUM TOKYO』にもお邪魔させていただきました」(伊藤万理華さん)
写真や映像、音楽など、多様な表現手段を用いるサンディエゴ出身のアーティスト、ジュリアン・クリンスウィックスの新作『Solo Tumult』は、11月26日(日)まで期間限定で公開中。ブラウン管テレビからはノスタルジックな無音のショートフィルムが流れ、白壁には世界有数のサーフスポット、ワイメア湾の景色をアナログカメラで収めた色鮮やかな写真が。
「小さな額が整然と並んでいて、スペースが広々としている分、じっくり鑑賞できますね。居心地がよい美術館のような空間で、ファッション中心の3Fフロアに新鮮な空気を運んでいる気がします」
作品集の表紙がプリントされた大きなカーテンの前で、しなやかにポーズをとる伊藤さん。まるで作品の中に入り込んだような構図に。
「岩のオブジェと一緒にいい写真が撮れました! 今日の全身赤でまとめたスタイリングも、海の深いブルーや夕焼け色の背景に映えていて最高でした」
トップ ¥13,200(ビューティー&ユース|ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店 Tel_03-6212-1501)、スカート ¥39,600(チノ|ユナイテッドアローズ 原宿本店 Tel_03-3479-8180)/ネックレス ¥16,500(オート ジュエラー アキオ モリ|エイチ ビューティー&ユース Tel_03-6438-5230)/シューズ ¥30,800(ニードルズ|ネペンテス ウーマン トウキョウ Tel_03-5962-7721)
Photo_Naoto Usami Styling_Mayu Takahashi Hair&Make-up_Narumi Tsukuba Text_Erina Ishida, GINZA