冬の足音が聞こえるこの頃、セーターに包まれるあの感覚が恋しくなってきた。毎年、多くの人を虜にするのが〈無印良品〉のニットシリーズ。その名品たる理由について、スタイリストの木村舞子さんと考えてみた。
〈無印良品〉理想のニットの条件
選び取れるフィット感
シルエットの好みは人それぞれ。〈無印良品〉のニットはしっくりくる一着と出合えるよう、XSからXXLまで刻んだ型を展開。腰まわりはほどよい締まり具合に設計し、身頃をめりはりの効いたバランスに落とし込んだ。あえてオーバーサイズをセレクトすると、袖まわりがボリューミーな印象に様変わり。シンプルな中にもモードな表情を覗かせることができる。
マシンウォッシャブルを実現
“洗える”を商品名に冠したニットをそろえる〈無印良品〉。独自の研究開発により、糸になる前の段階、繊維自体に防縮加工を施して、家庭用洗濯機で洗えるアイテムを誕生させた。メリノウールの持ち味である、やわらかさもキープ。何度洗っても着崩れしにくく、毛玉ができにくいのも大きな特長。永く愛用できるように、という想いが垣間見える。
Photo_Mai Kise Styling_Maiko Kimura Hair&Make-up_Yuka Toyama Model_KAYU Text&Edit_Shoko Ema