2025年1月15日(水)、SixTONESの5thアルバム『GOLD』がリリースされる。リード曲となるのは、B.LEAGUEシーズン公式テーマソング「THE BALLERS」。ジャケットやMVではバスケットボールカルチャーを彷彿させるスタイリングを披露。その随所に、6人の煌めき=GOLDが光っている。
SixTONES新アルバム『GOLD』の煌めくファッション
5thアルバムのリード曲から生まれたスタイリングは?
待ちに待ったSixTONESの新アルバム発売。『GOLD』は、初回盤A、初回盤B、通常盤(初回仕様あり)の3形態でのリリースとなる。共通収録の12曲には、ドラマ主題・挿入やCMで2024年に話題になったシングル「音色」や「GONG」、「BORDERLESS」などがラインナップ。さらに、マキシム ザ ホルモン提供の「恋のバタリアン」や、2024年に米バンドのリンキン・パークに加わったドラマー、コリン・ブリテンによる「WE ARE ONE」なども。どんどん広がっていくSixTONESの音楽性をたっぷり味わえる!
リード曲としては、男子プロバスケットボールリーグB.LEAGUEのシーズン公式テーマソング「THE BALLERS」がイン。「baller」とは、バスケットボール選手になって成功したストリート出身の若者を指すスラング。努力によって欲しいものを掴み取る情熱が溢れた言葉でもある。そんなタイトルが表すように、曲は力強いビートで満ちている。新盤を飾るヴィジュアルもこのアンセムの世界観から生まれたもの。黒や茶の重みのある色を中心にブリンブリンなアクセサリーを合わせたストリートスタイルだ。
ジャケット写真では、ちょっと“やんちゃ”な出立ちの6人がグロッサリーストアに繰り出している。店内に並ぶ製品は全てゴールドのパッケージ。メンバーの装いは、金色を引き立てながらもそれぞれの個性をも光らせている。
たとえば松村北斗は、黒ベースに黄色や赤が大胆に入ったバイカー風ジャケット。首元まできっちりとジッパーを上げ、コンパクトに着こなした。対してパンツはブラウンのワイドな一本を合わせ、激しいダンスも難なくこなす。髙地優吾も、松村とリンクするようにジャストサイズの上着をオン。だけど前を開けてオーバーフィットなシャツのシルエットを活かす。黒とベージュのタイダイ染めが施されたボトムが軽やかで、飄々としたムードを演出してもいる。ゴージャスなファーアウターを羽織るのはジェシー。MVではテーラードにチェンジ。大きな振りのたびに中に着たノースリーブユニフォームがのぞいて、その重さと軽さのコントラストが楽しい。足元のバッシュも、まさに「baller」風だ。森本慎太郎には異素材切り替えの個性的な一着がよく似合っている。80s風シルエットを、少し襟を抜いたようにまとう。思いきりルーズな着こなしが、ダンサブルな曲調にも彼のムードにもぴったりハマる。くすみカラー同士がうまく調和しているのは京本大我のコーディネート。シワ加工のあるTシャツはカーキのタイダイ。レンガ色がマーブル模様になる極太パンツを合わせたところに、ブラウンと黒の切り替えジャケットで仕上げた。田中樹はレザーブレザーをまとい、画面全体にぴりっとしたアクセントを加える。アンバーが基調のカラーパンツは、対照的に柔らかなフォルムだ。タイトにまとめたヘアスタイルもどこか艶っぽい。
「THE BALLERS」のMVでは、黒×茶をメインにしたアルバムヴィジュアルと同じ装いのほかに、全員オールホワイトのバージョンも登場。映像は激しいビートとともに次々と切り替わっていき、ライトに照らされた白い衣装がキレのある振り付けを際立たせている。「俺らが最強」と歌う6人は、スポーティでルーズな着こなしを見せつけるかのように、拳をかざす。
松村の装いは、もう一つのバージョンとあえて揃えているよう。いちばん上まで閉めたトラックスーツの襟を立て、そこにネックレスをつける。裾からはみ出る白Tが絶妙な抜け感を作っている。髙地はオーバーサイズのTシャツとタイトなインナーを重ね、黒いキャップでスポーティさとストリートテイストをうまく混ぜ合わせた。ジェシーは重いアウターを脱ぎ、クロップド丈の白デニムジャケットで軽やかにチェンジ。胸元でじゃらりと弾むアクセサリーやバンダナなど、小物使いがやっぱり楽しげだ。バスケットボールカルチャーかおるナンバーTにヘアバンドを合わせたのは森本。ハーフパンツをソックスにかぶさる丈で穿くスタイルも自然に取り入れた。京本は、白と黒がグラデーションを描くコーチジャケット。少し癖のあるアイテムもさらりと着てみせて、サイドスナップの並ぶパンツで「baller」ムードを盛り上げる。田中を見てみると、ハーネスのようなTシャツが音と一緒に揺れてコーディネートをおもしろくしている。メッシュスリーブが爽やかで、ここにもスポーツテイストがのぞく。
ますます進化そして深化するSixTONESの音楽。そこに、ファッションがしっかり伴走していくのが彼ら流だ。曲を聴いて気分を上げたら、自分でもヒップで大胆なスタイリングを楽しんでみたい!
Text_Motoko KUROKI