今年、創業100周年を迎えたフランス生まれのキッチンウェアブランド〈ル・クルーゼ〉。日本人のライフスタイルに合わせて開発された「ココット・エブリィ」は、コンパクトながらも炊く、煮る、蒸す、揚げるなど、マルチに使える機能性が人気です。フードコーディネーターの長尾智子さんが教えてくれた「スパイシーチキンライス」のレシピを紹介します。
長尾智子さんに教わる〈ル・クルーゼ〉の魅力
「ココット・エブリィ」で、毎日をもっとおいしく。

Theme:「ココット・エブリィ」で作る、お米を使った料理
Recipe:スパイシーチキンライス
鍋の深さをいかした重ね蒸しで、野菜もご飯もおいしく炊き上げる。
日本人のライフスタイルに合うように開発された〈ル・クルーゼ〉の「ココット・エブリィ」を使ってフードコーディネーターの長尾智子さんが教えてくれたのは、野菜を重ねて蒸し炊きのようにして作るスパイシーチキンライス。
「小ぶりに見えて、しっかり深さと容量のある鍋なので、お米に野菜を重ねて炊くと野菜自体のおいしさも味わえる炊き込みご飯ができます。ご飯、鶏肉、野菜の組み合わせは栄養バランスもよく、満足感のあるひと皿になります」
炒めたり焼きつけたりといった工程を苦手とする鍋も多いが、ブラックマットホーロー加工の鍋肌はそんな心配もない。工程別に多くの道具を使うことなく鍋ひとつで料理が完成するのもうれしい。

「洗いものが少ないのもいいですよね。今回感じたのは、沸騰して10分、火を止めて蒸らすのが10分とシンプルにご飯が炊けて、とても気楽だということ。丸みのある鍋底だからご飯を底から返してほぐすのもかんたん。炊き込みご飯じゃなくても、炊飯は毎日のことだから、この気軽さは大切です」
オレンジ色のチキンライスは、クミンシードとターメリックパウダー、赤唐辛子粉を加えてスパイシーな味付けに。重ねた野菜はインナーリッド(内蓋)をのせて炊くと、じきに火が通ってしんなりと落ち着くので、山盛りぐらいがちょうどいい。
「野菜は崩れにくいようにお米の上にのせて炊くのがポイントです。今回はなすやピーマン、セロリといった野菜を使いましたが、水煮のひよこ豆やいんげん、きのこ類、魚介類をのせて炊いてもおいしい。季節ごとの素材を試してみてください」
炊き上がったチキンライスにドライプルーンと茶巾絞りにしたカッテージチーズを添え、レモンをキュッと搾ったら白ワインにもぴったりな出来上がり。
「〈ル・クルーゼ〉の鍋は仕事を始めたときからの長いおつきあいですが、やはりこの色合いはちょっと特別。白ひとつとってもいろんな表情があって、たとえばじゃがいもを茹でるだけでもなんだか様子がいい。それはやはり〈ル・クルーゼ〉ならではのクラフトマンシップなのだろうと思います」
HOW TO COOK
photo_Kazuho Maruo text_Yuko Ota





