09 Jan 2019
ビヨンセの姿に全身が痺れてきて泣きそうになる…あなたにとって“レディ”とは?vol.7

上品、チャーミング、ヘルシー。レディであるための条件は一言で表せるものではないし、きっと正解もない。 GINZAの身近な女性たちの綴る言葉を見てみると、その輪郭が少しずつ、でも確かに、見えてくる。
加藤直子(エディター)にとってのレディ
ビヨンセ
アーティスト
アーティスト
「あれは2011年。MTVビデオミュージックアワードで、キラッキラのタキシードを着て『Love on Top』を歌うビヨンセがわたしにとってレディ中のレディ。もうもう全身が痺れてきて、泣きそうになる。YouTubeを見るたび、ゾワーッてなる。完璧な、本当に完璧なパフォーマンスの終わりに、ジャケットのボタンを開けてお腹を撫でた。そこで懐妊がわかった会場は大興奮!ちょっと待ってよ!!こんな粋でシャレたレディ、いますか?いませんよ!ダイナマイトなバディ、獅子のようにゴージャスなヘア。レディっていうより強い女って感じだけど、実は切ない乙女心満載の歌詞を力強く歌い上げる。もう、圧巻。大好きです!ただの大ファンです!」
ビヨンセ=1981年生まれ。2005年の解散までデスティニーズ・チャイルドのボーカルを務め、03年にアルバム『Dangerously in Love』でソロに。夫はJay-Z。17年にさらに双子を出産。
文= かとう・なおこ=本誌「ALL WE WANT」ほか、ファッションページの編集を手がける。ほかに思い描くレディは、ダイアナ元妃、ジュリア・ロバーツ。好きな食べ物はぶどう、好きな動物は優雅な馬。
Artwork: Yosuke Kobashi
GINZA2019年1月号掲載