人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その13
「同棲マターを華麗にクリアする、女優になる」
●主演女優が同棲=相部屋でいいの?
いい?アンタたちったら、まったくわかってない!その彼と結婚したいなら、同棲はやめといた方がいい。だって、これまではお互い主演女優・主演男優として、それぞれソロで楽屋を使っていたのが、相部屋になるのよ?それって格落ちでしょ? 悪いことは言わない。近い将来、花嫁という真の主役の座を掴みたいなら、やめとけ。相部屋落ちはラブストーリーの主演を若手に譲って、二番手三番手のおばちゃん女優として、第二のキャリアに進んでからでいいんじゃないの?
●同棲がテーマの寸劇を演じたいなら、止めないけど…。
別にいいの。その彼と結婚するつもりなんかなくて、同棲ってものを味わいたいとか、今、二人で住んだ方が経済的に楽だからとか、そういうだけなら、どうぞどうぞ。でも、結婚を前提にした同棲はわたくし、100%反対。だって、周りで同棲から結婚にスムーズに進むカップルって少ないから。