人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その18
「恋愛アプリを安全に使いこなす、女優になる」
●アプリの出会いは実物に会う前のオーディションが大事。
いい? アンタたちったら、まったくわかってない! 占い含め、さまざまな場面で恋の相談を受けるわたくしの感覚として、この1〜2年でまた、アプリでの出会いは増加の一途。「出会いはアプリなんて、恥ずかしくて言えない」なんて感覚は過去になりつつあり、アプリで始まる恋はもはや当たり前。でも、ちょっと待った! プロフィールの真偽を確かめる術もなく、バックグランドが不透明なのは、アプリでの出会いが怪しいとされていた昔から何も変わらないの!
わたくしの周りではアプリで会って結婚したひともいるし、わたくしもアプリで会った男性とお互い指一本触れることなく、いい友人関係を数年築けてたりするから、それを全否定はしないけど。でも、アプリでの出会いから発展した犯罪やトラブルが起こってる以上、平和を願う女優になりたいなら、絶対に気をつけなきゃダメ。というわけで、今回は恋愛アプリを安全に使いこなすための初歩的な指導を行います。
●第1次オーディションでの正しい審査基準。
マッチングするために、お相手に「いいね」をつけるのって、いわば第1次オーディションよね。で、いい? 出会い系アプリを利用する目的って何? 結婚相手を見つける? 本当の恋をするため? いい? そういうのはあくまで第2、第3次オーディションでの目的なの。第1次オーディションでの目的は「実物と会ったとき、男として以上に人間として心地よく過ごせる男を探す。もちろん、犯罪やトラブルに巻き込まれない安全なやつ」とすべきなの。そこが違ってるから、嫌な目に遭っちゃうの。