人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その23
「令和に開運する、女優になる」
●平成と令和では開運するための演技メソッドが変わる!
いい? アンタたちったら、まったくわかってない!今年は令和に元号が改まって初めてお正月を迎えたじゃない? つまり、いよいよ本格的な令和時代がスタートしたわけ。昭和には昭和の、平成には平成の女優がいたように当然、令和にも令和の女優がいる。当然、前時代とは違う、新しい時代に合った演技スタイルが求められる。どうすれば、これからの女優としてすんなり幸せに生きられるか。今回は令和に開運するための演技指導よ!
●求められる女優像はカチッとした地タイプから、ふんわり風タイプへ。
まず、令和という元号に込められたメッセージを思い出して欲しい。『万葉集』にある「初春の令月にして、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披く、蘭は珮後の香を薫す」ですごく優美でエレガント、女性的じゃない?
『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」と『書経』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」が由来の平成も同じく平和への願いが込められていて、素晴らしいけれどカクカクガチガチして、ちょっといかめしい雰囲気。
まるで元号が名付けられた背景にリンクするように平成は西洋占星術的にも‘地’のエレメントが司る時代だったけど、今年12月22日、240年ぶりに‘風’のエレメントが時代を司るようになるの。そんなわけで12月までは地と風の‘気’がミックスする時期は、ちょうど来る本格的な風の時代に向けての準備期間になるわけ。