25 Feb 2020
人生、演じてナンボ!元銀座ホステス藤島佑雪の女優塾 vol.24「美しきオーラを放つ、女優になる」

人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その24
「美しきオーラを放つ、女優になる」
●輝くオーラは、どこから生まれる?
いい? アンタたちったら、まったくわかってない!美人女優になるにはね、顔の造作以上に放つオーラが大事なの。目鼻立ちがどんなによくてもオーラが美しくなければ、美人女優として成立しないんだから。だからオーラって、すごく大事。
そもそもオーラってなんだろう? なんだと思う? わたくし、実はちょっとだけオーラが見えるタチ。数々の方のオーラを拝見して「オーラって、その方の思いが肉体から溢れ出たもの」なんじゃないかって思ってる。‘思い’は ‘覚悟’だったりもして、それが強ければ強いほど肉体を縁どるオーラも大きくなる。そして、その質によってキラキラ眩しかったり、どす黒く濁ってたりもするんだよね。
で、売れてる芸能人や活躍中のスポーツ選手、お金をジャンジャン稼いでるひとなんかはキラキラ強いオーラを放ってることが多いんだけど、それに似たようなオーラを放つのが結婚式当日の花嫁。結婚前って披露宴の打ち合わせや新居の準備で忙しいのもあるし、彼との喧嘩も含めて厄介が多いから、かなりオーラがくすむんだけど、いざ当日、ウエディングドレスに身を包むと神々しいばかりに光り輝くからね! まず、喜びにあふれた本人自身の内側から出る分。そして、親族や友人から目一杯、祝福された分を取り込んだ分。そして、新郎と分かち合う愛の行ったり来たり。さらには主役として脚光を浴びる分。それらすべて養分都するオーラを放つわけ。キーワードは喜び、愛、祝福。
ところが「こんなに売れてるし、ファン(取引先)からも愛されて祝福されてるけど、でも、自分はこのままでいいんだろうか。毎日忙しくてプライベートもないし」なんて悩みや迷いが生まれると、たちまちオーラは濁っちゃう。
大変なことがあっても、迷わず突き進んでいくひとのオーラは眩しい。苦境にいながらも自分の境遇に「ありがとう!」って感謝できて、自分を応援してくれたり、好きでいてくれるひとの行為を素直に受け取れる、その心のあり方が尊い。この境地に至れるひとって、ごくわずか。女優で何人いるかな。
以上が究極のオーラの出し方についてだけど、そこまでいかなくてもちょっとだけでもキラッとしたオーラを出したいなら、女優として普段から以下のことに気をつけて欲しい。
1.定刻の15分前に到着する。
オーラを濁らせる遅刻しそう! と焦る気持ち、遅刻しちゃったという罪悪感とはおさらば。余裕ある行動が輝くオーラを生む。
2.好きなもので身の回りを固める。
好きなファッションで身を固めて、好きなひととだけ付き合うようにして、好きな部屋に住んで、好きな仕事をする。やってみると難しいけど、大きなオーラを出したいなら、根本的なところで「自分の人生をどう演じたいのか」にきちんと向き合うべき。
3.嫌なことにはNOを上手に言う。
2.と連動することなんだけど、好きなもので身の回りを固めるには、嫌なことにNOを突きつけるしかない。後味の悪いNOはオーラを濁らせるので、気持ちよく上手に伝える演技力がキモ。
4.彼氏またはペットの力を借りる。
それでも人生という舞台ではツラいことも起こってしまう。そんなときは彼氏やペットと触れ合うときに脳から放出される幸せホルモン、オキシトシンのパワーを借りてオーラの濁りの掃除を。触り心地のいいぬいぐるみや抱き枕でも可。
5.世界平和とファンの幸せを祈る。
愛され女優なら当然。自分のことばっかり考えてるようじゃ、ビカビカのオーラは出せない。ハリウッドスターに倣って、世界平和やファンの幸せを心の底から祈れば、魂が浄化され、オーラの透明度がアップ。
ぜひ、やってみて!
藤島佑雪 ふじしま ゆうせつ
藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)。占い師・開運アドバイザー。元銀座のクラブホステス。著書『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。『an・an web』にてお悩み相談「クラブ佑雪」、WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」の連載中。
Illustration: Momoko Ono Edit:Karin Ohira