人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その24
「美しきオーラを放つ、女優になる」
●輝くオーラは、どこから生まれる?
いい? アンタたちったら、まったくわかってない!美人女優になるにはね、顔の造作以上に放つオーラが大事なの。目鼻立ちがどんなによくてもオーラが美しくなければ、美人女優として成立しないんだから。だからオーラって、すごく大事。
そもそもオーラってなんだろう? なんだと思う? わたくし、実はちょっとだけオーラが見えるタチ。数々の方のオーラを拝見して「オーラって、その方の思いが肉体から溢れ出たもの」なんじゃないかって思ってる。‘思い’は ‘覚悟’だったりもして、それが強ければ強いほど肉体を縁どるオーラも大きくなる。そして、その質によってキラキラ眩しかったり、どす黒く濁ってたりもするんだよね。
で、売れてる芸能人や活躍中のスポーツ選手、お金をジャンジャン稼いでるひとなんかはキラキラ強いオーラを放ってることが多いんだけど、それに似たようなオーラを放つのが結婚式当日の花嫁。結婚前って披露宴の打ち合わせや新居の準備で忙しいのもあるし、彼との喧嘩も含めて厄介が多いから、かなりオーラがくすむんだけど、いざ当日、ウエディングドレスに身を包むと神々しいばかりに光り輝くからね! まず、喜びにあふれた本人自身の内側から出る分。そして、親族や友人から目一杯、祝福された分を取り込んだ分。そして、新郎と分かち合う愛の行ったり来たり。さらには主役として脚光を浴びる分。それらすべて養分都するオーラを放つわけ。キーワードは喜び、愛、祝福。
ところが「こんなに売れてるし、ファン(取引先)からも愛されて祝福されてるけど、でも、自分はこのままでいいんだろうか。毎日忙しくてプライベートもないし」なんて悩みや迷いが生まれると、たちまちオーラは濁っちゃう。
大変なことがあっても、迷わず突き進んでいくひとのオーラは眩しい。苦境にいながらも自分の境遇に「ありがとう!」って感謝できて、自分を応援してくれたり、好きでいてくれるひとの行為を素直に受け取れる、その心のあり方が尊い。この境地に至れるひとって、ごくわずか。女優で何人いるかな。
以上が究極のオーラの出し方についてだけど、そこまでいかなくてもちょっとだけでもキラッとしたオーラを出したいなら、女優として普段から以下のことに気をつけて欲しい。