03 Apr 2020
人生、演じてナンボ!元銀座ホステス藤島佑雪の女優塾 vol.25「理想の物件に巡り逢う、女優になる」

人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その25
「理想の物件に巡り逢う、女優になる」
●住まいは女優の楽屋であり、稽古場である。
いい? アンタたちったら、まったくわかってない! これから新生活を始めるにあたって、引っ越しを考えている新人女優もたくさんいると思う。でもね、お部屋は駅からの距離と間取りと家賃だけで選んじゃダメなのよ。女優にとって住まいは楽屋であり、稽古場でもある。とても重要な場所。心して選ばないと、女優として成長できないんだから。だから物件は本気で選んで欲しい。
●女優の身を守ってくれるかどうか。
物件選びはまず「女は誰だって女優」ってとこがスタート地点だから。全員、自分の人生が運営している事務所に所属してる(なんのこっちゃ?)、大事な大事な女優という商品なわけ。いい演技ができるような、稼げる女優に育てていかなきゃいけないわけ。そう考えると、何をおいても安全第一。オートロックや監視カメラがついてる。受付がある。そういうところが安心だけど、家賃も高くなるから、とりあえず最低限、安全面で注意して欲しい点を上げるわね。以下、ストーカーに何度も遭い、騒音トラブルにも巻き込まれるなど、数々の困った目に遭遇してきたわたくしが、部屋選びで実際に気をつけているポイントです。
1.駅から家まで、人通りのある明るい道を通って帰れる。
商店街だったりすると昼間はいいけど、夜8時以降はひと気がなくなるところも多いから気をつけて。住宅街も案外、ひと通りが少ないから。
2.そもそも治安がいい地域。
これは基本。治安がいい地域はゴミ出しマナーもきちんとしてて住みやすい。
3.なるべく上の階。
空き巣、ストーカーなどの対策を考えると、そうなるわよね。
4.できればファミリー向けのマンション。
ひとり暮らしばかりの1Rより住民のマナーがよく、騒音トラブルなどが起こりにくいので。
●女優の人生を豊かにしてくれるQOLな部屋。
女優ってどんな存在だと思う? わたくしは世の人々のクオリティオブライフ(QUOLITY OF LIFE)を上げるために生まれてきたのが女優だと思うの。心身ともに磨き上げた女優の笑顔や言葉って、ひとを感動させるでしょ? その女優自身のQOLが低かったらおかしいよね? というわけで、女優には快適に暮らせる環境がわけ。
以下、開運アドバイザーでもあるわたくしから、女優としてのQOLが上がる見極めポイント。
1.朝、気持ちよく窓を開けられるか。
朝、新しい気を部屋に取り込むのは開運の基本! 隣の建物と密接してたり、殺伐として風景画広がっているところだとどう?
2.前の家主の気配がいいか。
これは重要です。前に住んでいた方が丁寧に、楽しく暮らしていた部屋にはよい気が残っています。新築なら気にしなくてもいいですが、その場合は新しいがゆえの接着剤や塗料の匂いがあるのはNG。
3.家賃は、プラス交通費と使える時間で考える。
家賃が安いところに住んだとしても、自分がいつも行く場所の交通費がかかると高くつくでしょ。それに人間、起きてるときの時間は貴重だから、会社なり学校なり、住まいからの往復時間は短い方がいい。そこんとこ、よく考えて。
4.商店街と神社がある街か。
神社があるところ、それもちゃんとお祭りをやってる神社があるっていうのは、古くから人々が住んできた暮らしやすい土地なわけ。そういう場所には昔からの商店街があって、賑わっているし、親切なひとが多いの。そんな街で暮らすことが、心の余裕につながっていくわけ。
あとはスーパーが近いとか、収納が多いとか、ご自分の好みで選んでもらって結構。理想のお部屋で、女優としての才能を開花させてくださいね!
藤島佑雪 ふじしま ゆうせつ
藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)。占い師・開運アドバイザー。元銀座のクラブホステス。著書『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。『an・an web』にてお悩み相談「クラブ佑雪」、WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」の連載中。
Illustration: Momoko Ono Edit:Karin Ohira