人生はいつだって夢芝居。演じるほどに華やぐの。いい?女は女優よ。目を腫らすまで泣いてブサイクになっても、演じている限りはスポットライトの当たる女優なの。そして、監督で脚本家で照明係で音響係なのよ。何ひとつ、わかっちゃいないアンタたちのために銀座アガリのわたくしが、女の生き方をとことん、教えてあげるわよ。
その25
「理想の物件に巡り逢う、女優になる」
●住まいは女優の楽屋であり、稽古場である。
いい? アンタたちったら、まったくわかってない! これから新生活を始めるにあたって、引っ越しを考えている新人女優もたくさんいると思う。でもね、お部屋は駅からの距離と間取りと家賃だけで選んじゃダメなのよ。女優にとって住まいは楽屋であり、稽古場でもある。とても重要な場所。心して選ばないと、女優として成長できないんだから。だから物件は本気で選んで欲しい。
●女優の身を守ってくれるかどうか。
物件選びはまず「女は誰だって女優」ってとこがスタート地点だから。全員、自分の人生が運営している事務所に所属してる(なんのこっちゃ?)、大事な大事な女優という商品なわけ。いい演技ができるような、稼げる女優に育てていかなきゃいけないわけ。そう考えると、何をおいても安全第一。オートロックや監視カメラがついてる。受付がある。そういうところが安心だけど、家賃も高くなるから、とりあえず最低限、安全面で注意して欲しい点を上げるわね。以下、ストーカーに何度も遭い、騒音トラブルにも巻き込まれるなど、数々の困った目に遭遇してきたわたくしが、部屋選びで実際に気をつけているポイントです。
1.駅から家まで、人通りのある明るい道を通って帰れる。
商店街だったりすると昼間はいいけど、夜8時以降はひと気がなくなるところも多いから気をつけて。住宅街も案外、ひと通りが少ないから。
2.そもそも治安がいい地域。
これは基本。治安がいい地域はゴミ出しマナーもきちんとしてて住みやすい。
3.なるべく上の階。
空き巣、ストーカーなどの対策を考えると、そうなるわよね。
4.できればファミリー向けのマンション。
ひとり暮らしばかりの1Rより住民のマナーがよく、騒音トラブルなどが起こりにくいので。