いつも思うのは〝食事のたびにせっせと歯を磨いているのに、それでも虫歯や歯槽膿漏とやらでお医者さまに駆け込むなんて、人間って大変〟ということ。きっと口内フローラのバランスが崩れやすいのね。よく「腸内フローラが大事」って騒いでいるけど、じつは口内にも腸と同じようにフローラが存在。約1000億個の細菌のうち、約7割が善玉菌、そして日和見菌、残りの3割が悪玉菌なのだとか、そのバランスがフローラ、知らなかった?
虫歯や歯槽膿漏は悪玉菌の増加による口内環境の悪化が原因だけど、でも、怖いのはそれだけじゃないの。口内細菌は血管内に侵入する可能性が高く、動脈硬化や悪性腫瘍、リウマチ、早産など、深刻な疾病につながる危険が高まるのだそう。だから、歯磨きという習慣に加えて、今どきは口内フローラのバランスを整えるケアも欠かせないってこと。
じゃあ、具体的には?
ママの取材によると、天然の抗菌剤である唾液の分泌を促すためによく噛んだり、唾液腺を刺激したり。善玉菌を増やす乳酸菌を摂ること、糖質過多の食事を避けて抗酸化作用に優れたものを摂ることも大事。もちろん、正しいオーラルケアは忘れずに。最近は、乳酸菌のタブレットや乳酸菌入りのマウスウォッシュ、ストローなど、口内フローラのバランスをダイレクトに整えるアイテムも出ているから、賢く利用するのも手。私たち猫に歯磨きする習慣はないけれど、口内フローラのバランスは悪くないって思ってる。きっとそれは、糖質過多の食事を摂っていないからなのかもね。