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GWに劇場で!『ドント・ウォーリー』『ある少年の告白』etc. 5月号G’s REVIEW

GWに劇場で!『ドント・ウォーリー』『ある少年の告白』etc. 5月号G’s REVIEW

 

ビューティフル・ボーイ』 

『ビューティフル・ボーイ』メイン写真

薬物依存症だった脚本家のニック・シェフと、ジャーナリストの父デヴィッドがそれぞれの視点で綴った回顧録をフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲンが映画化。父役スティーヴ・カレルの表向き完璧なのに人間らしい穴ありすぎ感はリアルだが、ニックに扮するティモシー・シャラメは落ちぶれても美しい。一見、不自由なく思える誰もが依存症になる可能性があり、支えが必要なことを、カタルシスに頼らずに現在進行形で教えてくれる作品だ。

4月12日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか公開。©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC. François Duhamel

 

ある少年の告白

ある少年の告白main

バプティスト教会の牧師の息子として生まれ、そう遠くない2004年に同性愛の矯正セラピー施設に送り込まれた、ガラルド・コンリー。その手記をもとに、本作で超うさんくさい施設長役を熱演している俳優ジョエル・エドガートンが映画化。主役のルーカス・ヘッジズほか、LGBTをカムアウトするシンガー、トロイ・シヴァンやグザヴィエ・ドランなど個性派キャストがそろう。自分が自分であることは、家族はもちろん、神様だって変えられない。

4月19日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。©2018 UNERASED FILM, INC.

 

ドント・ウォーリー

メイン「ドント・ウォーリー」

ロビン・ウィリアムズが構想していた風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生の映画化を、約20年を経て、ガス・ヴァン・サント監督が実現。事故で車椅子生活を送ることになった21歳のジョン(ホアキン・フェニックス)が、アルコール依存症自助グループと出会い、少しずつ変化していく姿を描く。ジョンの自叙伝と同名の原題は「心配ない。どうせ歩いて遠くへは行けやしない」という意味。人のせいにせず、自分を笑えるユーモアってたくましい。

5月3日(金・祝)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開。©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

Recommender: 小川知子

ライター・編集者。映画、カルチャーまわりのインタビューを好んでやっています。

GINZA2019年5月号掲載

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