『mint exorcist』
FINAL SPANK HAPPY
BOSS THE NK a.k.a. 菊地成孔と、これがデビューとなる新ヴォーカリストODによって、音楽ファン待望の復活を遂げた最終スパンクハッピー。これぞ大人のポップ・ミュージック!色気、感傷、インテリジェンスなどの要素が絶妙に配合され、音を媒介した甘美なまぐわいが合法的に実現。前回のツアーでは撮影を解禁。観客がレポーターとなり、そのシアトリカルなパフォーマンスが拡散されてSNSで話題に。完売必至の全国ツアーは早めにチェックを。
(Bureau Kikuchi)
『ファック・ヨ・フィーリングス』
ロバート・グラスパー
ヒップホップやゴスペル、R&B、ロックなど幅広いジャンルのエッセンスを取り入れ、ジャズの歴史に新しい1ページを刻んだ革命児ロバート・グラスパーの最新プロジェクトは、2日間のジャム・セッションから生まれたドキュメント性のある1枚。おなじみのメンバーと新進アーティストたちに声をかけ直感的に生まれた本作は、ジャズの本質である実験の精神にあふれ、スタンダードをひっくり返す野性と知性が共生している。
(ユニバーサル・ミュージック)
『ザ・デカローグ』
スフィアン・スティーヴンス/
ティモ・アンドレス
映画『君の名前で僕を呼んで』に提供した曲が、昨年のアカデミー歌曲賞にノミネート。授賞式でのパフォーマンスも感動的だったスフィアン・スティーヴンス。本作には、新進気鋭の振付師/バレエ・ダンサー、ジャスティン・ペックのダンス作品のためにスフィアンが作曲したスコアをNYのピアニスト、ティモ・アンドレスが演奏した10曲を収録。弾むように流れるように、雄弁に語る旋律は毅然としていて美しい。
(ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ)