杉本博司[OPTICKS 008]2018 ©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi
白髪一雄は、戦後日本の前衛芸術を牽引した具体美術協会の中心メンバー。1954年頃から開始した、床に広げた支持体に足で直接描く「フット・ペインティング」のエネルギッシュな絵画は、それまで制作の手段にすぎなかった身体運動をまさに画面の主役に据えるラディカルで画期的なアイデアだった。近年、あらためて国際的な注目を集める白髪。本展では、絵画約90点をはじめ、伝説的パフォーマンスの映像や資料なども加えた総数約130点で作家の活動の全容に迫る。