シティーボーイのデート旅行プラン。アートに過ごす米ヒューストン

シティーボーイのデート旅行プラン。アートに過ごす米ヒューストン

遡ること半年前、「年末はどこ行きたい?」と何気なく彼女に問うてみたら、返す刀で「テキサス」と言うではありませんか。そう、アメリカ合衆国テキサス州です。私はのけぞりました。だって、テキサスには私も10年くらい前から興味をいだいていたんですから。まぁ、彼女はヒューストン、私はオースティンに興味があったという方向性の違いはあれど、いずれもそう離れてはいません。ならば、どっちも行っちゃえ! ってことで、クリスマス・イヴから大晦日まで、ヒューストン&オースティンに滞在してきます。彼女との海外旅行ということで、しっかり計画してみました。

 

デートを始めるにはうってつけの場所「ロスコ・チャペル」

さて、既に申し上げましたように、ヒューストン滞在初日はクリスマス・イヴです。カップルたちにおかれましては、いつも以上にロマンチックなデートを計画していることでしょう。それは我々にしても同じ。Air BnBで予約した宿で荷物を解いたら、間髪入れずにおめかしをして、まずは「ロスコ・チャペル」に直行するつもりです。

 

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その名前が示すとおり、抽象表現主義を代表する画家の1人、マーク・ロスコが手がけたチャペルです。日本だとDIC川村記念美術館に彼の〈シーグラム壁画〉が所蔵されているので、知っている人も多いかもしれません。そう言えば、ラフ・シモンズがディオールのデザイナーに就任して最初のコレクションを追ったドキュメンタリー映画『ディオールと私』では、そのコレクションでラフがドレスに転写したスターリング・ルビーの作品が、「ギャング風ロスコ」なんて呼ばれてましたね。ともかく、「ロスコ・チャペル」は、そんなロスコが晩年もっとも力を注いだと言われている作品で、写真を見る限り美術館のような建築の内外には、いかにもロスコっぽい『2001年宇宙の旅』のモノリス的なバイブスを感じさせるオブジェやペイントがひしめいているようです。なにしろ教会ですから、クリスマスデートを始めるにはうってつけではありませんか。

ロスコ・チャペルHP www.rothkochapel.org

 

 

光を使ったインスタレーション「スカイスペース」

クリスマスデートといえば、イルミネーション見物も外せません。というわけで、続いて行きたいのが、クエーカー教会「ライブ・オーク・フレンズ・ミーティング・ハウス」のなかにある、「トワイライト・エピファニー・スカイスペース」。

Public Domain, Link

これはアーティストのジェームズ・タレルによる、光を使ったインスタレーション「スカイスペース」シリーズの一作です。ピラミッドみたいな建造物で、日の出の日の入りの時間帯に光のパフォーマンスが行われるそうです。ディズニーランドの幻想的なエレクトリカルパレード的な感じでしょうか。ちなみに、ヒューストンにはもう1つ、タレルの「スカイスペース」作品があります(さらに言えば、ヒューストン美術館内にもタレルの別のシリーズの作品があります)。滞在中にはこれらも見てみようと思っています。

スカイスペースHP skyspace.rice.edu

 

ディナーは「デルフリスコズ・ダブルイーグルステーキハウス」

宗教施設2連チャンで身も心も浄化したら、そろそろお腹の空いてくる頃。それすなわち、クリスマスデートのフィナーレを飾るディナータイムを意味します。クリスマスシーズンなので営業しているレストランはごくわずかでしたが、少ない手札の中でもっともグッド・ヴァイブレーションなお店を予約しておきました。それが「デルフリスコズ・ダブルイーグルステーキハウス」というステーキ屋さんです。

 

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NYなどアメリカ各地にあって、トラディッショナルなステーキを現代風にアレンジして食べさせてくれるようです。内装がタイタニック号みたいに豪華だったので、これならドレスアップして行っても恥ずかしくないだろうと睨んで選びました。味については、まだなんとも言えませんが。

デルフリスコズ・ダブルイーグルステーキハウスHP delfriscos.com

 

という感じで1日目は終了。以上見てきたように、ヒューストンはアートスポットが充実しています。「ヒューストン美術館」「コンテンポラリー・アーツ・ミュージアム・ヒューストン」「サイ・トゥオンブリー美術館」「ジョナサン・ホプキンス・ギャラリー」なんかも、マストでゴーしたいですね。そうそう、ウェス・アンダーソンの傑作『天才マックスの世界』で、マックスの実家として使われた床屋さん「Doug’s Barber Shop」もヒューストンにあるようなので、散髪もしちゃうつもりです。

Doug’s Barber Shop HP www.dougsbarbershop.com

鍵和田啓介 KEISUKE KAGIWADA

ライター。「POPEYE」「GINZA」「BRUTUS」など雑誌を中心に活動。著書に「みんなの映画100選」。来春、インディペンデントファッション雑誌「PENDING MAGAZINE」を立ち上げる予定。

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