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「サイコパス」から目が離せない!日本ドラマの気になるTOPICS研究 vol.4

「サイコパス」から目が離せない!日本ドラマの気になるTOPICS研究 vol.4

年末に動画配信サービスを視聴する人も多いのでは?2020年話題になった日本のドラマを、ミクロにマクロにじっくり分析。全7回の連載でお届けします。新しい動きにも注目して。#日本ドラマの気になるTOPICS研究


 

定期的にやってくる
サイコパスのビッグウェーブ

エモーショナルな演出から目が離せなくなる、土曜の深夜に放送されていたドラマ『M 愛すべき人がいて』。ストーリー以上に話題になったのが、眼帯姿で「許さなーーーい!」と怨念たっぷりに叫ぶ、姫野礼香を演じる田中みな実の怪演だ。
「“いにしえの大映ドラマか!”と、ドラマファンは大喜び(笑)し、また若い世代にはこの過剰演出が新鮮なようです。姫野礼香のようなサイコパスキャラは、定期的にドラマの中に登場しては、話題をさらうんですよね。古くは、『スチュワーデス物語』(83)で片平なぎさが演じた新藤真理子、『ずっとあなたが好きだった』(92)の冬彦さん(佐野史郎)、『サイレーン』(15)の連続殺人犯・橘カラ(菜々緒)など…。サイコパスキャラには、人間の持つ“怖いもの見たさ”をくすぐるところがあるし、ツイッターでツッコミを入れながら観るという今の視聴スタイルに、実はすごく合っていたのでは。ここまで話題になった一因のような気がします」(岡室美奈子さん)

『M 愛すべき人がいて』(20)

『M 愛すべき人がいて』(20)

浜崎あゆみ誕生の秘話を描いた同名小説が原作。凄腕プロデューサーのマサ(三浦翔平)と、アユ(安斉かれん)。夜のクラブで出会った2人は、歌姫としての成功に向かって走り始める。この春テレビ朝日系にて放送、ABEMAにて配信され、話題に。

岡室美奈子 おかむろ・みなこ

早稲田大学演劇博物館館長、早稲田大学文化構想学部「表象・メディア論系」教授。専門はテレビドラマ論や、現代演劇論、サミュエル・ベケット論など。

Illustration: Hitoshi Kuroki Text&Edit: Yuki Kono

GINZA2020年8月号掲載

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