30 Dec 2022
女優 太田莉菜さんが選ぶ、2022年のベストドラマ3選

本にテレビに映画にラジオetc。1日が24時間じゃ足りないほど、この世はおもしろいコンテンツであふれている! 限られた時間の中で、見ておきたい作品って? ginzamagが気になるあの人に、2022年のマイベストを聞いてみた。
5人目は、女優の太田莉菜さん。今回は心に残る女性キャラクターや女優が出演するドラマというテーマでセレクト。2022年に観た作品から選んだベスト3は?
【1】
『ユーフォリア シーズン2』
(U-NEXTで配信中)
私はゼンデイヤが大大大好きなんですが、それにとどまらずこの作品に出てくる若い子達はみんな魅力的。「あ、あの広告の子だ!」と、作品を見ればピンとくる人もたくさんいるはず。無名な子達をハマり役にしていて、メイクも衣装も素晴らしい。現代の空気を醸し出すリアリティと、時代を作っていくという強い意志を作品から感じる。重い内容なので「アメリカのティーンはハードコア…..。」となるけれど、取り扱ってるテーマはどの子供たちにも、大人になった私たちにも、はまるものがある。
【2】
『ホワイトロータス シーズン2』
(U-NEXTで配信中)
日本だとあまり話題になっていないようですが、海外に住む友人からオススメされて最高だったドラマ。最初はリミテッドシリーズだったのに、あまりにも好評で続編を作ったという理由が、観ればすぐにわかります。ストーリーがよくできているし、何より登場人物のキャラクター設定が絶妙で「あーわかる、こんな人いそうだよね」ってなる。ステレオタイプな描き方に見えて、芸がとても細かいんです。アイロニーとミステリーたっぷり。この作品の要というか、1番クールなのがジェニファー・クーリッジ。アリアナ・グランデのMVで見た方も多いかもしれませんが、私は『キューティー・ブロンド』や『アメリカン・パイ』の方が記憶に残っている。本当にめちゃくちゃいいんですよ。彼女目当てで観て欲しい。確実に心がザワザワします。
【3】
『調査官ク・ギョンイ』
(Netflixで配信中)
個人的に探偵ものの小説や映像作品が好きなのですが、女性の探偵ものって少ないよなぁと不満タラタラ。「もっと作ろうよ!」と周りに言い続けていた私にドストライクな作品が!主人公は、だらしなくて、やる気もないけど天才的頭脳をもつク・ギョンイ。設定がまず分かりやすい。『宮廷女官チャングムの誓い』や『親切なクムジャさん』でおなじみの国民的美人大女優、イ・ヨンエがかましてくれてます。敵対するキャラクターのケイ(ここもまた分かりやすいサイコパス設定)との対になる関係性の描き方も好き。良いやつも悪いやつもいて、異性愛メインじゃないところも、すごく良かった。
Profile

太田 莉菜 おおた・りな
1988年1月11日生まれ。千葉県出身。2001年に雑誌「ニコラ」モデルオーディションでグランプリ獲得後、 数多くのファッション誌で表紙を飾るなど多岐にわたり活動。 2004年、映画『69 sixty nine』で女優デビューを果たし、現在は『ルパンの娘』、『 来世ではちゃんとします』『おいハンサム!!』などに出演。 最近では女優としてもモデルとしても独自の存在感を放ち活躍中。 2023年1月4日(水)から『来世ではちゃんとします3』 が放送スタート。
Design(Top): CONVENIENCE YOUNG