本にテレビに映画にラジオetc。1日が24時間じゃ足りないほど、この世はおもしろいコンテンツであふれている! 限られた時間の中で、見ておきたい作品って? ginzamagが気になるあの人に、2022年のマイベストを聞いてみた。
5人目は、女優の太田莉菜さん。今回は心に残る女性キャラクターや女優が出演するドラマというテーマでセレクト。2022年に観た作品から選んだベスト3は?
女優 太田莉菜さんが選ぶ、2022年のベストドラマ3選
【1】
『ユーフォリア シーズン2』
(U-NEXTで配信中)
私はゼンデイヤが大大大好きなんですが、それにとどまらずこの作品に出てくる若い子達はみんな魅力的。「あ、あの広告の子だ!」と、作品を見ればピンとくる人もたくさんいるはず。無名な子達をハマり役にしていて、メイクも衣装も素晴らしい。現代の空気を醸し出すリアリティと、時代を作っていくという強い意志を作品から感じる。重い内容なので「アメリカのティーンはハードコア…..。」となるけれど、取り扱ってるテーマはどの子供たちにも、大人になった私たちにも、はまるものがある。
【2】
『ホワイトロータス シーズン2』
(U-NEXTで配信中)
日本だとあまり話題になっていないようですが、海外に住む友人からオススメされて最高だったドラマ。最初はリミテッドシリーズだったのに、あまりにも好評で続編を作ったという理由が、観ればすぐにわかります。ストーリーがよくできているし、何より登場人物のキャラクター設定が絶妙で「あーわかる、こんな人いそうだよね」ってなる。ステレオタイプな描き方に見えて、芸がとても細かいんです。アイロニーとミステリーたっぷり。この作品の要というか、1番クールなのがジェニファー・クーリッジ。アリアナ・グランデのMVで見た方も多いかもしれませんが、私は『キューティー・ブロンド』や『アメリカン・パイ』の方が記憶に残っている。本当にめちゃくちゃいいんですよ。彼女目当てで観て欲しい。確実に心がザワザワします。
【3】
『調査官ク・ギョンイ』
(Netflixで配信中)
個人的に探偵ものの小説や映像作品が好きなのですが、女性の探偵ものって少ないよなぁと不満タラタラ。「もっと作ろうよ!」と周りに言い続けていた私にドストライクな作品が!主人公は、だらしなくて、やる気もないけど天才的頭脳をもつク・ギョンイ。設定がまず分かりやすい。『宮廷女官チャングムの誓い』や『親切なクムジャさん』でおなじみの国民的美人大女優、イ・ヨンエがかましてくれてます。敵対するキャラクターのケイ(ここもまた分かりやすいサイコパス設定)との対になる関係性の描き方も好き。良いやつも悪いやつもいて、異性愛メインじゃないところも、すごく良かった。