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G’s FILM REVIEW スティーブン・スピルバーグが念願のリメイク『ウエスト・サイド・ストーリー』etc.

G’s FILM REVIEW スティーブン・スピルバーグが念願のリメイク『ウエスト・サイド・ストーリー』etc.

3月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする映画をご紹介。


『林檎とポラロイド』

ギリシャの新鋭クリストス・ニクによる初の長編は、記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界が舞台。突然記憶を失い、治療のための回復プログラム「新しい自分」に参加した男は、自転車に乗る、仮装パーティで友達をつくるといったユニークなミッションをこなすことに。過去も自分についてもわからない孤独の中でも、また人に出会い、期待したり、がっかりしたりする中で、忘れていた自分が目覚め、リズムを刻み始めるさまに心が揺さぶられる。

3月11日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。
©Boo Productions and Lava Films
©Bartosz Swiniarski

 

『MEMORIA メモリア』

『MEMORIA メモリア』


タイ映画史上初のパルム・ドール受賞作『ブンミおじさんの森』で知られるアピチャッポン・ウィーラセタクンが、初めてタイ国外の南米コロンビアを舞台に制作した作品。監督自身の経験をもとに綴られるのは、ティルダ・スウィントン演じる不気味な爆発音に悩まされる女性の旅。紛うことなきアピチャッポン映画なのだが、途切れ途切れの交信のように訪れる、長年の暴力の歴史を持つ土地の記憶はこれまでの作品とはまた違うシリアスな感触があった。

全国順次公開。
Photo: Sandro Kopp ©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF-Arte and Piano, 2021

 

『ウエスト・サイド・ストーリー』

ウエスト・サイド・ストーリー


『ロミオとジュリエット』を基に1957年に誕生した伝説の同名ミュージカルを、スティーブン・スピルバーグが念願のリメイク。オリジナルの楽曲と歌詞への敬意はそのままに、移民、人種、ジェンダーにおける型にはまった表現を現代の視点で問い直す。プエルトリコ系移民のステレオタイプにはおさまらない、アニータ役のアリアナ・デボーズの堂々たる輝きと、1961年のオリジナル映画版でアニータを演じたリタ・モレノが本作で与えられた役割に痺れた。

全国順次公開。
©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

Recommender: 小川知子

ライター、編集者。Netflixオリジナル映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』も素晴らしかったです。

GINZA2022年3月号掲載

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