19 May 2022
日本の建築界に大きな影響を与え続けている吉阪の創造の源泉に迫る。『吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる』|G’s ART REVIEW

5月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする展覧会をご紹介。
TOP画像: [大学セミナー・ハウス 本館]1965(撮影: 北田英治、1997)
吉阪隆正は戦後復興期から1980年まで活躍した建築家。巨匠ル・コルビュジエに師事し、「ヴェネチア・ビエンナーレ日本館」「アテネ・フランセ」などコンクリートによる彫塑的な造形を持った独特の建築を設計した。一方、建築界随一のコスモポリタンと評され、登山家や文明批評家の肩書も持つ吉阪の自由な思想は、日本の建築界に今も大きな影響を与え続けている。本展は約30の建築と建築プロジェクトの他、スケッチや原稿、写真もあわせて吉阪の創造の源泉に迫る。
【吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる】
期間:開催中〜6月19日(日)
場所:東京都現代美術館
▶︎https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/takamasa-yosizaka
*展示期間、内容などは諸事情により変更する場合があります。詳細は各展公式サイトをご参照ください。
Recommender: 柴原聡子
建築とアートの編集者。吉阪先生は私の恩師の師匠。奇想天外な発想は本当に楽しいので、建築をよく知らない人もぜひ。
GINZA2022年5月号掲載